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提案書16(3000頁~3199頁) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑥普及性

年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)

2366208人
2366208回

※患者数及び実施回数の推定根拠等

歯科診療施設数6,1626のうち20%(12,324件)の診療施設が施行すると予想..日本では予防歯科への理解が20%前後との
報告(ライオン株式会社、2014年)があることから、本う蝕リスク検査に対してもまずは20%の診療施設が実施すると予想
1施設に1週間2人の患者を検査すると計算すると、年間検査患者数:12,324(件)×2(人:1週間に検査する人数)×4(週
間:1か月の週数)×12(か月)×2(回:1年に2回検査とした場合)=2,366,208(人)1人に1回施行するので、実施回数
も対象患者人数と同数の2366208回

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

口腔内から採取した唾液を用いて細菌数を測定する方法としてはDentocult、Hadley test等で確立されている。それらの方
法を基本として独自技術で本法は3種類の細菌の同時測定と評価をしていることから、以前の方法より成熟度が向上してい
る。本検査のための唾液の採取法は容易で、難易度(専門性)は高くない。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

唾液採取のための施設としては、通常の歯科医院で可能である。

う蝕予防に知識と経験を有する診療従事歴3年以上の歯科医師または歯科衛生士が1人以上。
検査施行前に患者へ検査の意義を説明し、同意を得ることが必須。得られた検査結果は個人情報であるので、担当医または
担当衛生士のみから患者に説明をすることを徹底し、検査結果が第3者に漏洩しないようにする。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

唾液採取に対しては、検査キットに附属している無糖ガムを噛むことで唾液を溶出するだけである。使用する無糖ガムは安
全に配慮されて製品化されている。そのため副作用等のリスクを考慮する必要はなく安全性に問題は生じない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし。



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

120点

その根拠

現在保険収載されている細菌簡易培養検査が60点から鑑みて検査自体は60点とし、結果を含めた診断料を60点とし、合計を
120点と算定。

区分
番号
技術名

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

具体的な内容

プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

その根拠



う蝕リスク検査受診者の30%がう蝕処置を回避できると試算.
(40歳前後の成人期、60歳以上の高齢期における歯科疾患の予防がそれぞれ35.1%(平成28年)、34.4% (平成28年)との
報告:平成30年医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室『う蝕罹患の現状』を考慮して、う蝕リスク検査を行うことで、同程
度のう蝕罹患が回避できると推測)
2,366,208(人)×0.3=709,862(人)がう蝕を回避
エックス線画像撮影費用: 58点×10×236,621人=411,719,960(円)
回避される割合の予想:前歯部う蝕が6割と試算(425,917人):コンポジットレジン
:臼歯部う蝕が4割と試算(283,945人):メタルインレー
(α) 前歯部コンポジットレジン、 予想額:1,192,567,600円(円)

(内訳)
コンポジットレジン
(A) 128+106+11=245×10=2,450円
(B)128+158+29=315×10=3,150円
(A)+(B)÷2=2,800円×425,917人=1,192,567,600円必要
(β)臼歯部メタルインレー、
予想額:631,777,625
(内訳)
メタルインレー
(1)形成・印象:120+64+18=202×10=2020円
(2)金属代
(a) 202 (単純小臼歯)×10×2,020円
(b) 209 (単純大臼歯)×10=2,090円
(a)+(b) ÷2=2055円
(3)セメント代:17×10=170円
(1)+(2)+(3)=2,225円
2,225×283,945人=631,777,625円

円(円)

減額される医療費の総計:(α)1,192,567,600円+(β)631,777,625
増(+)
603,384,415(円)



歯科診療施設数6,1626(令和元年社会医療診療行為別統計の概況より)施設のうち20%(12,324件)の診療施設が施行する
と予想.提案される技術に係る予想年間医療費は2,839,449,600円.内訳:全歯科診療施設の20%が対象と計算すると
12,324施設となる。1施設に1週間2人の患者を検査すると計算すると、年間検査患者数:12,324(件)×2(人:1週間に検
査する人数)×4(週間:1か月の週数)×12(か月)×2(回:1年に2回検査とした場合)=2,366,208(人)が予想年間検
査人数(延べ人数)となる。提案される技術の保険収載に伴い減少すると医療費の予想額は2,236,065,185円.内訳として
はリスク検査施行者のうち30%がう蝕処置を回避されると試算.エックス線画像撮影費用411,719960(円)、コンポジット
レジン修復予想額:1,192,567,600(円)、インレー修復予想額:631,777,625(円)として計算
最終的な医療費の増加額は603,384,415円とした。

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
医薬品としてジーシーサリバチェックラボを使用。細菌の検査は検査機関であるジーシーオーラルチェックセンターにて行
器又は体外診断薬
うので医院側が配備する必要がある医療機器等はない。
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

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