提案書16(3000頁~3199頁) (106 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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インプラント周囲組織検査の必要性
【検査の概要】
歯周組織検査と同時にインプラントに対しプローブを用いたポ
ケット深さ、BOP、排膿および動揺度を検査する。基本検査は
1点法、精密検査は4点法以上を行う。
① インプラント周囲炎の存在は歯周炎の治療効果を妨げ、悪化させる。
② インプラント周囲炎は全身の健康に悪影響を与える。
③ インプラントの喪失は咀嚼能力を低下させ栄養障害を招く。
インプラント周囲基本検査:インプラント1本5点
インプラント周囲精密検査:インプラント1本10点
健康なインプラントの保持
【対象疾患】
咀嚼能力の維持
他院埋入インプラントを対象
・インプラント周囲粘膜炎
・インプラント周囲炎
平成28年歯科疾患実態調査によると、40歳以上の国民の
1.4~4.6% (約168万人) にインプラントが装着されており、
そのうち10%の患者がインプラント処置を受けた歯科医院
以外を受診すると推定し年間168,000人が対象と考える。
【対
早産・低体
重児出産
栄養障害の抑制
歯周病
+
インプラント
周囲炎
フレイル
認知症の抑制
応】
インプラント周囲組織検査によってインプラント周囲病変が
存在した場合には、薬物療法(局所、経口)、インプラント
体表面と周囲組織のデブライドメントなどの処置を行い炎症
の改善を行う。(歯周外科処置は含まない)
歯周炎とインプラント周囲炎の相互関係
腎臓疾患
インプラント周囲炎
慢性炎症の持続
全身への影響
慢性炎症
TNF-α
IL-1
Il-6
慢性炎症
TNF-α
IL-1
Il-6
歯周病原菌
の相互伝播
慢性炎症の
持続
歯周炎からインプラント周囲炎へ細菌の移動
インプラント周囲炎から歯周炎に細菌の伝播
そして
3105
歯周病
International Journal of Dentistry 2021(5):1-7
インプラント周囲疾患
DOI: 10.1155/2021/5536566