提案書16(3000頁~3199頁) (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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「臼歯複雑窩洞充填時の隔壁加算」について
【技術の概要】
【対象疾患】
令和3年6月社会医療診療行為別統計より,充填の歯科
臼歯隣接面への適切な充填処置や形態付与
のために必須器材である隔壁を使用して行う。 充填材料Ⅰ(複合レジン系 複雑なもの)の臼歯への処置
および金属歯冠修復インレーの複雑で充填処置へ移行す
ると推測した15,433,800件程度と考えられる。
【従来の算定との比較】
わが国における臼歯隣接面を含む歯冠修復
は,歯科用金銀パラジウム合金や銀合金など
による鋳造修復が保険適用されており,諸外
国と比べるとメタルインレー修復が広く普及
しているのが現状である。しかし,臼歯隣接
面を含むコンポジットレジン修復はメタルイ
ンレー修復と臨床成績に有意な差はなく,MI
の理念に基づいてう蝕除去を行うため,健全
歯質を可及的に保存し,審美的な修復ができ
る。よって確実な接着操作とコンポジットレ
ジンの填塞操作が可能であれば,臼歯隣接面
に対して直接コンポジットレジン修復を行う
ことが推奨されている。
金パラ合金
Tofflemire型リテーナー
リング状リテーナー
う蝕除去後の窩洞
隔壁を用いた充填
【参考ガイドライン】
日本歯科保存学会「う蝕治療ガイドライン」
【診療報酬上の取扱】
M 処置
009 充填
3071