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提案書16(3000頁~3199頁) (184 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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※患者数及び実施回数の推定根拠等

令和3年6月分の社会医療診療行為別統計より、金銀パラジウム合金による金属冠の実施件数は414,243件であるため、本技
術の実施件数は金銀パラジウム合金による金属冠の1/2がCADCAMチタンクラウンになった場合と想定すると414,243件×12×
1/2=2,485,458

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

臼歯部に全部金属冠を用いて機能回復する治療は普及しており、その治療工程にCAD/CAMシステムを用いることは、すでに
行われているCAD/CAM冠の治療により習熟されている。これらの医療技術は既に十分に普及しており、また、チェアーサイ
ド及び技工サイドでの技術の成熟は十分に達しており、保険収載に十分であると考える。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

保険医療機関内に歯科用CAD/CAMシステムをが設備されている必要がある。また、設置されていない場合は,当該設備を設
置している歯科技工所と連携を図っていること。
臼歯部全部金属冠治療に習熟した歯科医師が1名以上配置されていること。また、保健医療機関内にCAD/CAMシステムに習熟
した歯科技工士が1名以上配置されていること。なお、歯科技工士が配置されていない場合は、CAD/CAM設備を設置してる歯
科技工所との連携を図ること
特になし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

既に保険収載された材料と機器を用いるためリスク該当要因はない

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

1284点

その根拠

根拠の参考となる既収載の技術は、① チタン全部鋳造冠66点(材料費)+技術料 1200点に設定されており、66+1200=
1266点となっている。➁ 大臼歯CAD/CAM冠442点(材料費)+技術料 1200点に設定されており、これに加えて支台歯形成
加算490点、装着加算45点となり、442+1200+490+45=2177点となっている。これに対し本提案のチタンディスク材料費
(グレード4)(1枚)は21,000円で、1枚当たり大臼歯クラウンは25装置を製作出来ることから材料費は840円換算とな
り、点数は84点となる。したがって材料点数としては合計84点が相当になると思われる。CAD/CAM冠における技術料1200点
はそのまま踏襲するのが妥当と考える。材料点数+技術料は84+1200=1284点とした。

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし

プラスマイナス
予想影響額(円)

2,709,149,220円

減(-)

その根拠

金銀パラジウム合金による金属冠の点数は454+939=1,393点、チタン冠は1200+84=1,284点である。
令和3年6月分の社会医療診療行為別統計より、金銀パラジウム合金による金属冠の実施件数は414,243件であるため、本技
術の実施件数は金銀パラジウム合金による金属冠の1/2がCADCAMチタンクラウンになった場合の年間影響額を算出すると、
414,243件/月×1/2×12×(1,393-1,284)×10=2,709,149,220円の減額となる。

備考

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⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
あり(別紙に記載)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

該当なし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
⑭その他

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

d. 届出はしていない
特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献1

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

一般社団法人日本歯科理工学会
CAD/CAMシステムを用いて製作した純チタンクラウンの内面適合精度について
太田 亮,丸谷 善彦,芝 燁彦,鈴木 潔,平田 智秀,玉置 幸道,宮崎 隆
昭歯誌,2004,24:172-178
CAD/CAMシステムで製作した純チタンクラウンの適合精度は臨床応用可能
Application of multi-directional forged titanium for prosthetic crown fabrication by CAD/CAM
M Anzai, T Kumasaka, E Inoue, K Seimiya, N Kawanishi, T Hayakawa, C Ohkubo, H Miura, N Hoshi, K Kimoto
Dental Materials Journal 2021,40:1049-1054
CAD/CAMシステムによるチタンクラウンの適合や研磨性は良好で臨床応用可能
各種歯冠修復用被削材を用いたCAD/CAMの加工精度
伊藤 道博,新谷 明喜,横塚 繁雄
補綴誌,1999,43:614-625
チタン材にCAD/CAMをもちいることが可能で,高品質な補綴装置を得られる可能性がある。
Fabrication systems for restorations and fixed dental prostheses made of titanium and titanium alloys.
Y Takeuchi, M Tanaka, J Tanaka, A Kamimoto, M Furuchi M, H Imai.
Journal of Prosthodontics Reseach.2020,64:1-5
CAD/CAMシステムによるチタンクラウンの適合性が臨床的許容範囲内である。
純チタン製歯冠補綴物の作製方法の違いが適合度に及ぼす影響
大野孝文,黒岩昭弘
歯科材料・器械,2001,20:5287−299
チタン冠におけるCAD/CAMシステムは十分な加工精度を有する。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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