提案書16(3000頁~3199頁) (144 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
436202
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
小児保隙装置の適用拡大
公益社団法人
37歯科・歯科口腔外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本小児歯科学会
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
平成26年度
小児保隙装置
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
提案される医療技術の概要(200字以内)
M
O16-2
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
○
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
その他」を選んだ場合、右欄に記載
う蝕等によって第二乳臼歯が早期に喪失した症例に対し、後継永久歯の萌出スペース確保のための保隙装置は現行の保険制度では第一乳臼歯を支
台にした保隙装置しか認められていないが、第一大臼歯を支台にしたバンドループの適用を認める。
文字数: 119
再評価が必要な理由
早期喪失した乳歯のスペースを確保することで後継永久歯の正常な萌出が期待できるとともに、正常な大臼歯の咬合関係が得られ、歯列不正の抑
制につながる。第二乳臼歯が早期に喪失した場合は、現状では第一乳臼歯を支台にしたクラウンループかバンドループによる保隙となるが、う蝕
が軽症化している現状では歯質の切削を伴わないバンドループを選択することが多い。しかし、第一乳臼歯を支台にしたバンドループは歯牙自体
が小さくその形態も様々で、十分な歯との接着が難しい。そのためバンドループの脱落・破折する、支台とした第一乳臼歯の歯冠が破折するなど
のトラブルが非常に多い。そこで、第一大臼歯を支台にしたバンドループによる保隙を選択することになるが、現行の保険制度では認められてい
ない。
同一の歯を保隙する方法なのに、第一乳臼歯を支台にした場合は保険が適用し、第一大臼歯を支台にした場合は自費診療になるため、患者の理
解が得られないとともに、小児歯科の臨床現場で混乱をきたしている。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
第二乳臼歯が早期喪失した保隙装置において、現状では第一乳臼歯を支台にしたクラウンループまたはバンドループしか認められていない。
第一大臼歯が萌出している症例においては、第一大臼歯を支台にしたバンドループによる保隙装置を選択すべき状況も多いため、適用を求める。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
・う蝕等によって乳臼歯1歯が早期に喪失した患者が対象
・クラウンループまたはバンドループを乳臼歯に装着した場合に算定する
・第二乳臼歯が早期に喪失した場合、第一乳臼歯を支台にしたクラウンループまたはバンドループに限られ、第一大臼歯を支台とするバンドルー
プは認められていない。
M
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
O16-2
医療技術名
小児保隙装置
第二乳臼歯の欠損は以前はう蝕によるものが多かったが、現在はう蝕に加えて第一大臼歯の異所萌出による早期喪失症例が多くみられるように
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 なった。第二乳臼歯の喪失後の保隙が不十分だと第二小臼歯の萌出スペースが不足するため、第二小臼歯の萌出位置の不正や埋伏をきたすととも
後等のアウトカム
に、歯列・咬合の要である第一大臼歯の対合関係に著しく悪影響を及ぼし、将来的に矯正治療が必要となることが多い。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
ガイドライン等の改定の予定なし
の改訂の見込み等を記載する。)
3143