提案書16(3000頁~3199頁) (53 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【概要】 口腔内スキャナーを用いて,窩洞形成歯の直接印象採得・咬合採得し,口腔内状況をデジタル処理し,デジタル保存することにより,従来の印象材,
模型材,咬合採得材を使用せず,感染予防にも貢献し,CAMを用いてインレー体を切削製作することができる技術である.またデータ処理により再製作も可能
になる.
本技術の特徴と従来用いられている治療との比較
治療方法
う蝕,歯の破折等の歯冠部の部分的実質欠損を伴う疾患に対して窩洞
形成された歯を口腔内スキャナーを有するCAD装置を保有する医療機関
において,口腔内スキャナーを用いて光学印象採得および咬合採得を行
うことができる.デジタルデータを保存することにより再製作の場合は患者
来院の必要なく,再印象採得も印象用トレー,印象材,模型材を用いるこ
となく実施が可能である.そして,CAM装置と一体型で用いればOne-day
で歯冠修復を終えることができる.インレー窩洞のように歯冠部の一部を
残存させて修復を行うことは,従来の間接法で行われている形成当日は
仮封処置が行われても装着までの歯面の汚染,咬合荷重を負担させるこ
ととが無くなり,One-dayで行うことは印象材,石膏模型材等の医療廃棄
物を減少することが可能になり,感染予防の観点からも意義は大きい.
診療報酬上の区分
対象疾患名
M歯冠修復及び欠損補綴
M003 印象採得
1歯冠修復(1個につき)
ハ 光学印象
う蝕症,歯の破折,咬耗症,
摩耗症
エビデンスレベル:有効性
非ランダム化試験ではあるが,口腔内スキャナーの精度は石膏模型と同
程度であるとしている.
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口腔内スキャナー
スキャナー画像
治療前
治療後