提案書16(3000頁~3199頁) (187 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
441101
接着カンチレバー装置
公益社団法人
37歯科・歯科口腔外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本補綴歯科学会
リストから選択
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
上顎中切歯を除く切歯1歯欠損で隣在歯1歯が健全な症例において、隣在歯1歯のみを支台歯としてカンチレバー型補綴装
置を接着性レジンセメントにて装着する技術である。従来の2リテーナー型と比較して、少ない歯質削除量と金属量で補綴
可能であり、二次う蝕のリスクも少ないことが特徴である。
文字数: 137
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
MT
本技術は、上顎中切歯を除く切歯1歯欠損で支台歯となる隣在歯が健全な症例に限る。現在の保険歯科診療における欠損補
綴処置としては、このような症例に対し、ミニマルインターベンションの概念に基づき接着ブリッジが選択されることが多
いが、片方のリテーナーが脱離してもブリッジが脱落しないため,患者自身が脱離に気づかないまま支台歯に二次う蝕が進
行することがある。本技術は、従来の接着ブリッジの欠点を克服できる上、更に少ない歯質削除量と金属量を達成できる。
以上のことから本技術を提案する。
文字数: 236
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
MT(上顎中切歯を除く切歯1歯欠損で隣在歯1歯が健全な症例で、支台歯はエナメル質が十分に残存した生活歯であるこ
と。永久歯列完成後であること。)
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
欠損部位における対合歯との咬合を確認し、両隣在歯より本技術に適当な支台歯1歯を選択、接着冠の形成を行う。印象採
得、咬合採得を行い、カンチレバータイプの1リテーナー補綴装置を製作、支台歯のエナメル質に高濃度リン酸処理を行
い、接着性レジンセメントにて接着する。実施頻度は、上顎中切歯を除く切歯1歯欠損症例で隣在歯にう蝕が認められない
健全歯が存在し、欠損部位に対し過度な咬合圧が加わらない症例が対象であるため少ない。耐用年数はクラウンブリッジ維
持管理期間の2年間である。脱離の場合は再装着で対応する。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
M
番号
M001 1イ、M003 2ロ、M004、M005、M005 2、M006 2
医療技術名
歯冠形成、接着ブリッジ支台歯のための加算、連合印象、リテイナー、装着、仮着、咬合採得、ブリッジの試適、金属歯冠
修復(1歯につき)、ポンティック
既存の治療法・検査法等の内容
接着ブリッジ
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
イ
本技術は③接着ブリッジと比較して、1歯のみの歯質削除で良いため、支台歯の健全な歯質はより多く保たれる。そのた
め、チェアタイムも短く、術者、患者の双方の労力が少ない。また、金属量も少なくて済むため経済的な負担も少ない。リ
テーナーが脱離すると装置そのものが脱離するため、二次う蝕のリスクが少なく、再装着も可能で、長期予後はより長く見
込める。
当技術に対する総説(矢谷博文.メタルフレームを用いたカンチレバーブリッジの生存率と合併症:文献的レビュー.日補綴
会誌 2019;11:193‒205.)
4
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
イ(1)、M008、M010、M017
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
特に問題ない
改訂の見込み等を記載する。)
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7,231回
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