提案書16(3000頁~3199頁) (154 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
436204
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
小児、障がい児(者)における行動調整ラバーダム法
公益社団法人
37歯科・歯科口腔外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本小児歯科学会
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
リストから選択
提案当時の医療技術名
無
追加のエビデンスの有無
無
診療報酬区分
区分をリストから選択
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
○
ラバーダム法は、患歯にゴムのシートを装着する防湿の技術だけではない。無菌的に処置
が行えるメリットに加え、自然に開口を保持させ治療部分を隔離することで歯科の施術が
患児(者)に与える刺激を軽減、さらに鼻呼吸を誘導し、治療中の呼吸の乱れを予防する
ことで、恐怖や不安症状等を抑制し、行動調整(行動管理)に繋げることが可能である。
安全に歯科治療を行うために患児(者)の行動管理も含めたラバーダムを使った技術の
総称として”ラバーダム法”は、防湿のみを目的とした”ラバーダム防湿法”と明確に区
別する必要がある。
患歯にゴムのシートを装着し患歯を明示することで処置中、唾液と患歯が接することなく無菌的に処置が行えるメリットに加え、苦痛なく自然
に開口保持でき、治療部分が体と隔離され、歯科の器械や薬品、水、エアー等が与える刺激も少なくなるため、小児に安心感が得られ、精神的に
落ち着き体動が少なくなる。そのため安全に治療ができ、治療の精度も上がり処置時間も短縮される。
文字数: 176
再評価が必要な理由
ラバーダム法は処置内容としての上記の目的以外に、歯科治療中の事故防止として下記の利点があげられる。
・歯科用切削器具(エアタービン、コントラなど)による口腔粘膜への損傷の防止
・薬剤やセメント、治療器具、歯科用切削器具(エアタービン、コントラなど)から抽出される水分の誤嚥防止
低年齢の小児や障がい児(者)においては、
・患者本人に治療行為の理解が得られにくく、不意な体動を起こしやすい
・口腔機能の未発達、機能不全のため、一定時間、唾液や水分を溜めることが困難で、嘔吐反射を誘発したり、不意な体動をひき起こしやすい
・さらに、口腔内に落下したあらゆるものを咄嗟に吐き出せず、誤嚥しやすい
以上の点から、安全かつ確実な歯科治療、患者の治療中の行動調整のために、小児歯科学会、障害者歯科学会においてラバーダム法は、強く推奨
されている。
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