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提案書16(3000頁~3199頁) (150 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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変化等
見直し後の回数(回)

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

7,342,332回
当該技術は歯保連案2021に掲載されており、難易度の歯保連案新評価軸では「1a」である。フッ化物歯面塗布の施術に関しては特段の習熟度は必
要ない。しかし、小児歯科医療は一般歯科医療とは似て非なるものであり、0歳から成人に至るまでの口腔発育を理解し、う蝕、歯周疾患、歯列
咬合異常、顎関節異常、口腔機能発達不全症などの歯科疾患を予防または早期に発見し、適切に対処することにより、健康な口腔育成を図るため
には小児歯科研修施設における研修経験があるか、日本歯科医学会・小児歯科学会主催の講習会を受講し十分な知識と経験を有することが望まれ
る。

施設の要件
・小児歯科を標榜し過去1年間に6歳未満の患者の診療実績が30回以上あること
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 過去1年間にフッ化物歯面塗布処置又は歯科疾患管理料のエナメル質初期う蝕管理加算をあわせて10回以上算定していること。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 歯科医師が複数名配置されていること又は歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ1名以上配置されていること。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

特に問題はない

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

倫理性や社会的妥当性に問題は生じない

⑧点数等見直し
の場合
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

⑩予想影響額

見直し前
見直し後
その根拠

260
260
点数の変更申請はない

区分
番号
技術名


031-3
フッ化物歯面塗布処置 3 エナメル質初期う蝕に罹患している患者の場合
エナメル質に限局した表面が粗造な白濁などの病変を有するエナメル質初期う蝕に罹患している患者に対してフッ化物歯面塗布処置を行い、当該
病変部位の口腔内カラー写真の撮影を行った場合に算定する。算定は3か月1回で、点数は130点である。

具体的な内容
プラスマイナス

増(+)

予想影響額(円)

6,212,713,920円
令和3年社会医療診療行為別統計を参考とすると(18歳の区切りが無く19歳の区切りとなっており、その数値をもって代用とする)
●現在かかっている1カ月当たり想定医療費:892,177,000+116,443,600+64,491,840=1,073,112,440円
・0歳~18歳までのエナメル質初期う蝕に罹患している患者の歯科疾患管理料エナメル質管理加算にかかる医療費
1カ月当りの医療費;エナメル質初期う蝕管理加算件数343,145件×260点×10=892,177,000円
・0歳~18歳までのエナメル質初期う蝕に罹患している患者のフッ化物歯面塗布処置にかかる
医療費
1カ月当りの医療費;フッ化物歯面塗布件数89,572件×130点×10=116,443,600円
・フッ化物歯面塗布と同時に算定されることがほとんどであり、エナメル質初期う蝕管理加算に包括され
ている機械的歯面清掃にかかる医療費
1カ月当りの医療費 ;89,572件×72点×10=64,491,840円

その根拠

備考

なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

口腔疾病の予防、口腔機能の獲得を小児期に行うことにより健康寿命の延伸と医療受給抑制に寄与する

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

⑭参考文献1

⑭参考文献2



1)名称

「エナメル質初期う蝕」に関する基本的な考え方(2016年3月日本歯科医学会)

2)著者

日本歯科医学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本歯科医学会ホームページ

4)概要

自然治癒が期待できるう蝕と、自然治癒が望めないう蝕とは異なるものである。エナメル質初期う蝕を早期に発見し、再石灰化によるう蝕の重症
化予防、歯の喪失リスク軽減を図るため、基本的な考え方が作成された。

1)名称

平成30年度

2)著者

日本小児歯科学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

小児歯科学会ホームページ

4)概要

公益財団法人日本小児歯科学会の会員を対象に令和2年度の社会保険診療報酬改定結果と小児歯科診療に関する検討項目に関する調査を実施し
た。その結果かかりつけ歯科医機能歯科診療所に係る施設基準の届出を行っていない歯科診療所における、満たしていない施設基準の要件は「歯
科訪問診療関連」(92.0%)、「歯周病安定期治療関連」(53.1%)であった。

http://www.jads.jp/news/enamel.pdf.p1-5

社会保険診療報酬改定に関するアンケート調査結果について
社会保険委員会
http://www.jspd.or.jp/contents/common/pdf/gakkai/news_result_r2.pdf

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