提案書16(3000頁~3199頁) (183 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
440101
CAD/CAM法による臼歯部チタンクラウン
一般社団法人
日本デジタル歯科学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
37歯科・歯科口腔外科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
大臼歯部CAD/CAM冠
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
平成28年度
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
齲蝕や破折などで歯冠部歯質を大きく喪失した患者に、強度もあり生体親和性に求むチタン材を用い、製作時に欠陥が少
なくトレーサビリティが確保されるCAD/CAMシステムによる歯冠補綴装置を製作し、口腔機能を回復する医療技術である。
文字数: 113
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
C、 Pul、 Per、
歯(の破)折、
冠破損(破折)、
冠脱離、
冠不適合
現在の金属冠には12%金銀パラジウム合金が用いられているが、金属の高騰や金属アレルギーの面からも代替えの金属が
要望され、これらを十分に満たすチタン材が鋳造法により保険収載された。しかし、チタン冠は鋳造法だけでなくCAD/CAM
システムでも製作可能である。CAD/CAMシステムは鋳造法で生じる鋳造欠陥が生じることなく製作できる方法である。これ
は、製作する歯科技工士の負担軽減にもつながり、更なる供給体制の確保につながる。また、国民へ安心安全な医療を提供
できる体制の構築となる。
文字数: 239
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
C、 Pul、 Per、 歯(の破)折、 冠破損(破折)、 冠脱離、 冠不適合などの臼歯部の機能回復に歯冠補綴治療が必
要な成人患者に適用する。ただし、審美性を要望する場合を除く。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
通常の金属冠を基本として支台歯形成、精密印象採得、咬合採得を行い作業模型を製作し、咬合器装着します。その後モデ
ルスキャナーによるデジタルデータ採得を行い、CAD/CAMシステムにより歯冠補綴装置の設計と加工を既存のCAD/CAMシステ
ムに準じて行う。その後は、研磨と装着前処理を行い装着を行う。頻度としては全部金属冠と同程度が見込まれ、治療期間
は2~3回程度が推測される。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
M
番号
医療技術名
M001 1 イ、M001 2 イ、M003 1 ロ、M005 1、M010 4、
歯冠形成、連合印象、装着、金属歯冠修復、CAD/CAM冠
既存の治療法・検査法等の内容
CADCAMチタン冠の治療は、既存の金属歯冠修復、CAD/CAM冠の間接法を踏襲する。すなわち、支台歯形成、精密印象採得、
咬合採得後に、鋳造により金銀パラジウム合金による金属冠やチタン冠、CAD/CAM技術によりCAD/CAM冠を製作して装着する
技術である
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
M015-2
現在のチタン冠の製作は鋳造法を用いており、各工程における「使用材」・「時間」・「廃棄物」・「精度」・「欠陥」な
どの問題点が数多くあり、製作者の技能に大きく頼る必要性がある。チタン冠の製作にCAD/CAMシステムを用いることで、
このような欠点が解消するとともに働き方改革にも大きく寄与する。また、製作されたチタン冠の高精度は治療時間の短縮
にもつながることから、患者・術者の双方の負担が軽減する。さらに、その精度ともに微細な欠陥が無くなることは長期的
な予後にも有利に働く(参考文献1~5)。
CAD/CAMシステムを用いたチタン冠の適合精度は臨床応用可能なレベルであることが文献1、2、3で報告されている。そ
の加工性については文献2でも報告されたように臨床応用に適している。
1b
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
日本補綴歯科学会のガイドラインである「保険診療における
CAD/CAM冠の診療指針2020」があるが、適応症や支台形態:辺縁
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
形態やクリアランスなどが大きく異なるため、準拠は不可能と思
改訂の見込み等を記載する。)
われる。よって上記指針を参照してガイドラインを日本補綴歯科
学会と協働して作成する予定である。
2,485,458
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