提案書16(3000頁~3199頁) (101 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【医療技術の概要】
口蓋より上皮下結合組織を採取し歯肉退縮部位
に形成した粘膜弁下に挟み込み移植し根面被覆
により歯肉退縮を改善する歯周外科処置。
歯肉退縮の問題点
保険収載歯周外科手術
・遊離歯肉移植術
【対象疾患】
歯肉退縮
対
応
【本医療技術の優位性】
同じ目的の歯周外科と比較して術後の生着率、
疼痛、審美性に優れる。
【年間対象者・診療報酬上の取り扱い】
対象患者は既存の歯周外科から50%が結合組織
移植術に置きかわると考え年1,532人とした。
保険点数はGTR膜の固定を行う歯周組織再生誘
導法の一次手術と同じ840点とした。
・ブラッシング時の疼痛
・プラークの沈着
・知覚過敏
・根面カリエス
・審美障害 など
供給側が開放創,生着率が低い,審美障害
・歯肉弁歯冠側移動術
十分な付着歯肉幅が必要
・歯肉弁側方移動術
保険未収載歯周外科手術
・結合組織移植術
優
れ
る
供給側が閉鎖創,生着率が高い,審美的
保険収載が必要
グラフトアイランド
<同種歯周外科との比較>
遊離歯肉移植術
供給側が開放創
術後出血、疼痛
咀嚼障害が頻発
移植片の生着率が
低い
グラフトアイランドが
生じ審美性に劣る
血液供給に優れ移植
片の生着率が高い
周囲歯肉にマッチし
審美的に優れる
結合組織移植術
供給側が閉鎖創
術後出血、疼痛
咀嚼障害が少ない
参考文献
歯周治療のガイドライン2022 特定非営利活動法人
日本歯周病学会
3100
1): Jahnke, J Periodontol, 64: 315-322, 1993, 2): Harris, J Periodontol, 731054-1059, 2002, 3): Guinard, J Periodontol, 49: 351-358, 1978)