提案書16(3000頁~3199頁) (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
齲蝕の進行を確認する方法としては探針やプローブによる触診による検査が確立されている。しかし触診は術者の主観的な
診査で、デジタルによる客観的な測定結果が得られることから精度も従来の検査法より高くなることが期待でき、以前の方
法より成熟度が向上している。本検査のための硬さの測定は容易で、難易度(専門性)は高くない。
根面露出象牙質硬さ検査のための施設としては、通常の歯科医院で可能である。
う蝕予防に知識と経験を有する診療従事歴3年以上の歯科医師または歯科衛生士が1人以上。
根面う蝕の診療ガイドライン-非切削でのマネジメント-(2022)
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
使用機器は薬事認可(届出)済みであり,安全性に問題はない.
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
D
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
その根拠
100点
歯牙硬度測定器の購入費用や、先端チップをディスポーサブル取り外し式にするなど感染症予防対策が必要であることを考
慮して試算し,提案する.
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
番号
技術名
具体的な内容
プラスマイナス
予想影響額(円)
予想影響額
その根拠
M
9
充填
根面齲蝕の発症が2005年厚労省歯科疾患実態調査では高齢者の53.3%に認められた.年間の根面齲蝕治療の実施回数は,社
会医療診療行為別調査令和3年6月審査分より,60歳以上の充填による齲蝕処置の回数の20%に根面齲蝕充填されていると想
定し, 12月を乗し1年分とし,回数を試算した.(2469924回)それに対し,60歳以上の齲蝕薬物塗布処置を行った回数に
12月を乗し1年分とし,(93840回)となり,介入と非介入の回数の差が極端に大きい.根面露出象牙質硬さ検査を行うこと
で無用な切削を行わずに非介入で根面の管理ができると仮定し,切削による介入を行った回数(2469924回)の50%が非介
入の齲蝕薬物塗布に移行できると想定し,単純の場合245点(即処128,充填1単純なもの106,充填材料11)複雑の場合315
点(即処128,充填1複雑なもの158,充填材料29)を乗し、10を乗した4264590960円が, 44928000円(3歯まで46点6352
回292192円と4歯以上56点1468回82208円を足し、12月を乗し、10を乗した)に抑制できると考える.
減(-)
514,776,960
根面齲蝕の発症が2005年厚労省歯科疾患実態調査では高齢者の53.3%に認められた.年間の根面齲蝕治療の実施回数は,社
会医療診療行為別調査令和3年6月審査分より,60歳以上の充填による齲蝕処置の回数の20%に根面齲蝕充填されていると想
定し, 12月を乗し1年分とし,回数を試算した.(2469924回)それに対し,60歳以上の齲蝕薬物塗布処置を行った回数に
12月を乗し1年分とし,(93840回)となり,介入と非介入の回数の差が極端に大きい.根面露出象牙質硬さ検査を行うこと
で無用な切削を行わずに非介入で根面の管理ができると仮定し,切削による介入を行った回数(2469924回)の50%が非介
入の齲蝕薬物塗布に移行できると想定し,単純の場合245点(即処128,充填1単純なもの106,充填材料11)複雑の場合315
点(即処128,充填1複雑なもの158,充填材料29)を乗し、10を乗した4264590960円が, 44928000円(3歯まで46点6352
回292192円と4歯以上56点1468回82208円を足し、12月を乗し、10を乗した)に抑制できると考える.
根面硬さ検査を行う必要があると想定する回数を初診時に1回と6か月後の再評価時に1回の年間2回とし、検査の点数を初
診時1口腔100点(再評価時50点)とした場合,それぞれに2469924(回)を乗し、3742326000円が予想年間検査費用とな
る.したがって増額される検査費用を差し引いても年間514776960円抑制できると考える.
備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
歯牙硬度測定器 BEL-CODE
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
なし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
⑯参考文献1
⑯参考文献2
⑯参考文献3
⑯参考文献4
⑯参考文献5
なし
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
根面う蝕の診療ガイドライン-非切削でのマネジメント-(2022)
特定非営利活動法人日本歯科保存学会
15ページから45ページ
38%フッ化ジアンミン銀を塗布すると活動性根面齲蝕が硬くなり、非活動性になる。
う蝕治療のガイドライン(第3版詳細版,2020)
特定非営利活動法人日本歯科保存学会
15ページから45ページ
高濃度フッ化物配合歯磨剤や洗口剤を併用することにより、活動性根面齲蝕が硬くなり、非活動性になる。
High-fluoride toothpaste: a multicenter randomized controlled trial in adults.
Srinivasan M, Schimmel M, Riesen M, Ilgner A, Wicht MJ, Warncke M, Ellwood RP, Nitschke I, Müller F, Noack MJ.
Community Dent Oral Epidemiol. 2014;42(4):333-40.
4)概要
ランダム化比較試験で根面齲蝕に対して根面齲蝕の表面硬さの回復効果が高濃度フッ化物含有歯磨剤の方が有意に大きかっ
た
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
Silver diamine fluoride and education to prevent and arrest root caries among community-dwelling elders.
Zhang W, McGrath C, Lo EC, Li JY.
Caries Res. 2013;47(4):284-90.
ランダム化比較試験でフッ化ジアンミン銀の年1回の塗布は高齢者の根面齲蝕の進行抑制に効果があった.
特になし
特になし
特になし
特になし
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
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