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提案書16(3000頁~3199頁) (155 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

上記に示した通り、医療事故防止、患者の治療中の行動調整のため、小児患者、障がい児(者)の歯科治療では有用

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

対象とする患者:
6歳未満の小児患者。障がい児(者)では、年齢によらず安全上必要と判断したすべての患者
医療技術の内容:患歯にゴムのシートを装着する
点数や算定の留意事項:ラバーダム法についての実施状況報告書を記録することを義務づけることで、行っていないにも拘らず算定する医療機関
がないようにする。

区分をリストから選択

診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
医療技術名

小児、障がい児(者)における行動調整ラバーダム法
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 小児、障がい児(者)の歯科治療時の事故の減少と精度の高い治療行為による長期安定が見込まれる
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

厚生労働省 令和3年度社会医療診療行為別統計令和3年6月審査分 歯科診療2 第4表 歯科診療(総数) 件数・診療実日数・実施件数・回数・
点数、診療行為(細分類)、一般医療-後期医療・年齢階級別より、0歳〜5歳におけるラバーダムを推奨すべきう蝕に関する治療内容(初期う蝕充
填処置、生活歯髄切断、抜髄、感染根管処置、根管充填、歯冠形成、窩洞形成、う蝕歯即時充填形成、う蝕歯インレー修復形成)について合計す
ると、205,426人、418,085回であった。1年に換算すると2,465,112人(205,426×12)、5,017,020回(418,085×12)が見込まれる。

見直し前の症例数(人)

2,465,112

見直し後の症例数(人)

2,465,112

見直し前の回数(回)

5,017,020

見直し後の回数(回)

5,017,020=Ⓐ

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本小児歯科学会ホームページ 学会からの提言「小児におけるラバーダム防湿法の使用
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す について」(https://www.jspd.or.jp/recommendation/article15/)の中で、小児の歯科
る。)
臨床において、「ラバーダム防湿法は安全で良質な医療を提供するために必要不可欠な処
置」と述べている

・学会からの提言「小児におけるラバーダム防湿法の使用について」(https://www.jspd.or.jp/recommendation/article15/)の中で、小児の歯
科臨床において、「ラバーダム防湿法は安全で良質な医療を提供するために必要不可欠な処置」と述べている。
・新たな感染症を踏まえた歯科診療ガイドライン
公益
社団法人 日本歯科医師会 令和 2 年8月 治療中における飛沫防止のためラバーダムの活用を推奨する。
・難易度については、特別な専門性の必要はない

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

標榜科としては、歯科・小児歯科の標榜があればよい。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

人的配置の要件としては、歯科医師(習熟した専門性や経験年数は必要ない)

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

なし

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

ゴムアレルギーの患者にはラバーダムシートの材質の選択など注意を要する

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

なし(歯科治療中の事故を防ぐ上では推奨されるべき)

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後

0点
70点=Ⓑ

その根拠

所要時間4分で、歯科医師の技術度 A(分給110)、介助衛生士(分給48)で人件費632円。器具材料費として120円程度の見込み(下記参照)

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

対象となる医療技術はない
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

3,511,914,000

その根拠

Ⓐ5,017,020回

備考

特になし

×

Ⓑ70点

3154