よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (117 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html
出典情報 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

生活扶助基準⑤(従前額保障による⼀般低所得者世帯との乖離幅)資料Ⅱ-1-117
○ 生活扶助の臨時的・特例的加算により、1人当たり1,000円の加算を⾏ってもなお令和4年度までの基準額から減額となる世帯
について、令和4年度までの従前の基準額を保障しており、⼀般低所得者世帯の消費実態との間で大きな不均衡が生じている。
○ 例えば、従前額保障と特例加算により、4人世帯(65・45・35 ・13歳、1級地-1)では5.1%、高齢単身世帯(75歳、1級地-1)で
は6.2%、それぞれ基準額が基準部会の検証結果(一般低所得者世帯の消費実態)を上回っている。
◆ 4⼈世帯(65、45、35、13歳)、1級地-1の場合

◆ 高齢単身世帯(75歳)、1級地-1の場合

※第1・2類費、特例加算(一人当たり1,000円加算)あり、
経過的加算(従前額保障)あり

※第1・2類費、特例加算(一人当たり1,000円加算)あり、
経過的加算(従前額保障)あり

一般低所得者世帯の消費水準に①特例加算4,000円をしてもなお
前回基準から下がる分を②従前額保障として4,940円加算

一般低所得者世帯の消費水準に①特例加算1,000円をしてもなお
前回基準から下がる分を②従前額保障として3,220円加算

⇒ ⼀般低所得者世帯の消費実態より8,940円(5.1%)高い支給水準

⇒ ⼀般低所得者世帯の消費実態より4,220円(6.2%)高い支給水準

前回⾒直し前

前回⾒直し後

前回⾒直し前

前回⾒直し後

〜令和5年9月
182,740円

令和5年10月〜
182,970円

〜令和5年9月
71,900円

令和5年10月〜
71,900円

②経過的加算
(従前額保障)
4,940円
①特例加算
4,000円
基準部会での検証結果
(令和元年の
⼀般低所得者世帯の
消費水準と均衡)
174,030円




②経過的加算
(従前額保障)
3,220円
①特例加算
1,000円




基準部会での検証結果
(令和元年の
⼀般低所得者世帯の
消費水準と均衡)
67,680円

※従前額保障の額は、年齢・世帯人数・地域区分別に額を設定し、世帯員毎に算定するため、世帯員の構成によっては、世帯で合算した基準額が、⾒直し前後で一致しないことがある。
※このほか、生活扶助費として、児童加算、冬季加算を給付するとともに、教育扶助、住宅扶助などを給付。

【改⾰の⽅向性】(案)
○ ⼀般低所得者世帯との均衡の観点では、合理的な算定根拠のない従前額保障は解消を図るべきではないか。