資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-40
○ セルフケア・セルフメディケーションは、国⺠の利便性向上に資するほか、国⺠⾃らの予防・健康意識の向上にもつながるものであることか
ら、政府としても、積極的に推進していく必要がある。
○ なお、診療や調剤に係る医療費を含めた合計の⾃己負担額でみても、OTC薬を購⼊した⽅が安くなるケースもある。
◆医療用医薬品を処方された場合とOTC薬を購入した場合の⽐較(2020年時点)
OTC薬を購入し
た場合
医療用医薬品を処方された場合
薬剤費※1
その他の
医療費※2
医療費の
合計
患者⾃己負担額
(3割負担)
保険者の
負担額
OTC価格※3
花粉症薬
420〜
1,400
5,670
6,090〜
7,070
1,830〜
2,142
4,270〜
4,998
565〜
2,075
漢⽅薬(感冒)
160〜
240
5,670
5,830〜
5,910
1,755〜
1,776
4,095〜
4,144
657〜
1,980
湿布薬
170〜
290
5,220
5,390〜
5,510
1,617〜
1,653
3,773〜
3,857
1,730〜
1,737
保湿剤
220〜
1,080
5,220
5,440〜
6,300
1,632〜
1,890
3,808〜
4,410
1,134〜
2,494
(フェキソフェナジン60mg 14日分)
(葛根湯(顆粒)※44日分)
(ロキソプロフェン50mg 14枚)
(ヘパリン類似物質0.3% 50g(1本))
(出所)第133回社会保障審議会医療保険部会資料(2020年11月12日)
保険者がヘルスケアポイント(例えば1,000円分)
を付与する場合、その分負担は減少する。
※1 複数銘柄がある場合は最も薬価の安いものと最も高いものを記載(薬価は2020年4月時点のもの)。薬剤費は診療報酬点数として算定した場合の費用を記載。
※2 初診料(288点)、処⽅箋料(68点)、調剤基本料(42点)、薬剤服用歴管理指導料(57点)、調剤料(処⽅日数に対応した点数)、後発医薬品調剤体制加算2(22点)を算定したケースで算出。
※3 OTC薬は購⼊先やメーカーの違い(ブランド品、それ以外)によって価格は大きく異なる。確認できた範囲における最安値からメーカー希望⼩売価格までの範囲を記載。
※4 葛根湯(顆粒)の場合、OTC薬は医療用医薬品に⽐べて、1/4〜1/3程度成分の含量が少ない場合がある。
【改⾰の⽅向性】(案)
○ 国⺠の利便性向上に資する医薬品のスイッチOTC化を進め、薬局で⾃ら購⼊できる医薬品の選択肢を増やしていく必要がある。