資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (74 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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高額療養費制度の⾒直し
○ 高齢化や医療の高度化により医療費が増加しているが、高額療養費制度により患者負担が抑えられてきたことなどにより、患者の実
効負担率が低下している。
(参考)全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)(2023年12月22日閣議決定)
・「新経済・財政再生計画 改革工程表2022」において「世代間・世代内での負担の公平を図り、負担能力に応じた負担を求める観点からの検討」を行う事項
として位置付けられている高額療養費制度の在り方について、賃金等の動向との整合性等の観点から、必要な見直しの検討を行う。
◆ 実効負担率と1⼈当たり給付費・患者負担の推移
◆高額療養費の推移
支給総額
(兆円)
支給件数
(万件)
3.00
2.50
2.00
1.98 2.05
2.16 2.22
2.29
2.49 2.56
6,056
5,635
2.58 2.61
6,124
6,183
2.70 2.71
6,090
5,965
5,406
1.50
5,980
(万円)
40
2.85 7,000
1人当たり患者負担(万円)
1人当たり給付費(万円)
実効負担率
17%
16.24%
15.97%
6,500
6,198
30
16%
15.63% 15.61%
15.46%
15.16%
6,000
20
15.04% 15.01% 15.04%
14.80%
5,500
15%
14.47%
14.54%
5,166
1.00
0.50
4,733
4,518
0.00
(出所)厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」(年次報告)を基に作成。
5,000
10
14%
4,500
4,000
0
4.5 4.5 4.5 4.6 4.7 4.7 4.7 4.8 4.8 4.9 4.6 4.9
13%
(出所)厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」(年次報告)を基に作成。
【改⾰の⽅向性】(案)
○ 高額療養費制度については、世代間・世代内での負担の公平化を図り、負担能⼒に応じた負担を求めることを通じ、現役世代
をはじめとする被保険者の保険料負担の軽減を図る観点から、物価・賃⾦の上昇など経済環境の変化も踏まえ、必要な⾒直し
を検討すべき。