資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
資料Ⅱ-1-43
○ 後発医薬品の使用数量の割合は80%となっており、後発医薬品は今や国⺠への医療サービスを⽀える重要な構成要素の1つとなっ
ているが、近年、後発医薬品の出荷停⽌や限定出荷が広がっており、国⺠の医薬品へのアクセスの観点から課題となっている。
○ こうした問題の背景として、少量多品目生産による、業界全体の非効率性が指摘されている。
(参考)経済財政運営と改革の基本方針2024(骨太方針2024)(令和6年6月21日閣議決定)(抄)
足下の医薬品の供給不安解消に取り組むとともに、医薬品の安定的な供給を基本としつつ、後発医薬品業界の理想的な姿を見据え、業界再編も視
野に入れた構造改革を促進し、安定供給に係る法的枠組みを整備する。
医薬品産業の現状
これまでの取組
○ 後発医薬品の使用割合(数量/⾦額)
90.0%
数量シェア
80.0%
70.0%
60.0%
72.6%
⾦額シェア
76.7%
79.0%
78.3%
80.2%
65.8%
50.0%
45.8%
40.0%
30.0%
79.0%
50.5%
51.0%
50.5%
52.2%
56.7%
40.0%
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
本調査
消費税改定
本調査
毎年改定
本調査
毎年改定
本調査
※ 後発医薬品がある医薬品全体を分⺟とする。
【公的保険制度の外での対応】
○ 制度上・予算上の対応
・ 供給状況報告及び公表、増産要請へ対応する企業への緊
急的、特例的⽀援
・ 安定供給に関連する情報の公表
今後の改革の方向性
○ 後発品メーカの状況(少量多品目生産)
・ シェア5%未満の品目が半数超(1%未満の品目︓26%)
・ 1成分当たりの品目数(内服薬)︓14品目
○ 出荷停止等の状況
・ 限定出荷品目︓1,822品目
・ 供給停⽌品目︓1,244品目
【公的保険制度上の対応】
○ 薬価の下支え制度の充実
・ 基礎的医薬品の対象範囲の拡大
・ 不採算品再算定の対象品目の拡大
○ 企業指標による安定供給が確保できる企業の評価(試⾏)
※令和6年9月時点
○ 後発医薬品の安定供給に向けた取組
・ 品目統合や企業統合を通じた業界再編を促す施策の推進
・ 安定供給に資する企業の評価の完全実施
・ 真に安定供給に資する後発品を評価する薬価制度の構築
○ 高額なバイオ医薬品の後続医薬品(バイオシミラー)の使
用促進に向けた医療保険上の取組