資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (76 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-76
○ 介護費用の総額は、⾼齢化等の要因により毎年増加。こうした中、引き続き、必要な介護サービスを提供しつつ、国
⺠負担を軽減する観点から、報酬の合理化・適正化等を進めていく必要。
介護費⽤の構造
これまでに取り組んできた主な事項
総費⽤と保険料(第1号)の推移
介護費⽤ 約14.2兆円(2024年度予算ベース)
高齢化等による増
財源構造
税⾦ 約6.6兆円
国 ︓約3.1兆円
地⽅︓約3.5兆円
保険料負担
約6.6兆円
利⽤者負担
約1.1兆円
⾼齢化等により国⺠負担が増加
介護報酬を▲1%適正化した場合
約▲1,420億円の介護費用の抑制
税⾦
約▲660億円
国 ︓約▲310億円
地⽅︓約▲350億円
国⺠負担の軽減
(税⾦、保険料、利用者負担)
介護事業者の収⼊減
保険料負担
約▲660億円
利⽤者負担
約▲110億円
○ 介護報酬本体
・ 収⽀状況等を反映した適正化
○ 介護納付⾦の総報酬割の導⼊
・ 各医療保険者の介護納付⾦について、加⼊者数では
なく、報酬額に比例した負担へと段階的に移⾏
○ 利⽤者負担の⾒直し
・ 所得に応じた2割負担、3割負担の導⼊
○ 保険給付範囲の在り方の⾒直し
・ 多床室の室料負担(特養)の導⼊
今後の主な改革の方向性
○ 生産性の向上によるサービスの質の確保と職場環境改善
・ 高齢化等に伴う事業者の収益増等が処遇改善(現場の従
事者の賃上げ等)につながる構造の構築
○ 給付の適正化
・ 高齢化等により介護給付費が毎年増加している中、国⺠
負担の増加を抑制する観点から、介護報酬の合理化・適
正化が必要
○ 保険制度の持続性を確保するための改革
・ 利用者負担の範囲の⾒直し、軽度者に対する生活援助
サービス等の地域⽀援事業への更なる移⾏等