資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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制度の持続可能性を確保していくための医療制度改革
質の高い医療の効率的な提供
保険給付範囲の在り方の⾒直し
高齢化・⼈⼝減少下での
負担の公平化
○ 公定価格の適正化
○ 費用対効果評価に基づく給付
○ 医師偏在対策
○ かかりつけ医機能が発揮される制度整備、
地域医療構想の推進等
○ 保険者機能の発揮
○ 国保組合に対する財政⽀援の在り⽅の⾒
直し
○ 職種別の給与を含めた医療機関の診療・
経営情報の更なる⾒える化
○ 医療DX
○ 薬剤の⾃己負担の引上げ
• OTC医薬品と同一の有効成分を含む医
療用医薬品の保険給付の在り⽅の⾒直し
• 薬剤費の一定額までの全額患者⾃己負担
• 医薬品の有用性に応じた保険給付率設定
○ 医療費単価が増加する一⽅、⽀え⼿となる
現役世代が減少するなかで、実効給付率に
着目した、⽀え⼿の負担軽減につながる仕
組みの導⼊
○ 患者負担等の⾒直し(⼊院時の食費の基
準の⾒直し、⼊院時の部屋代 等)
○ 年齢ではなく能⼒に応じた負担
• ⾦融所得・⾦融資産を勘案した公平な負担
• 後期高齢者医療制度における「現役並み
所得」の判定基準の⾒直し
○ 高齢者が益々活躍することのできる⻑寿
社会にふさわしい高齢者医療制度の在り
⽅の⾒直し
○ 後期高齢者医療制度における現役世代
からの⽀援⾦に係る負担増の更なる抑制
○ コロナ関連債務について、現在の世代で返
済を開始するために、医療サービスの受給
と紐づいた債務返済の仕組みの構築
医療費の構造
医療費の窓⼝自⼰負担
現状の保険給付のイメージ
国⺠医療費=診療報酬総額
約49兆円(2024年度予算ベース)
医療費
高額療養費制度により⾃己負担は抑制され
大きなリスク(高額)ほど
保険給付のウエイトが大きくなる
高齢化・高度化等による増
財源構造
税⾦ 約18兆円
国 :約12兆円
地⽅ :約 6兆円
患者
負担等
約6兆円
保険料負担
約25兆円
2022年10月〜
2割
75歳
70歳
3割
1割
2割
保険給付
高齢化・高度化等により国⺠負担が増加
診療報酬を▲1%適正化した場合
3割
国⺠負担の軽減
(税⾦、保険料、患者負担)
=
約▲4,900億円の医療費の抑制
医療機関の収⼊減
税⾦ 約▲1,800億円
国 :約▲1,200億円
地⽅ :約▲600億円
保険料負担
約▲2,500億円
患者
負担等
約▲600億円
自⼰負担
小さなリスク
大きなリスク
(低額)
(高額)
少額受診やOTC医薬品と同一の有効成分を含む
医薬品の投与であっても一律定率の保険給付
義務教育
就学
2割