資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (37 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
リフィル処方の推進に向けた取組
○ リフィル処⽅は、患者の通院負担の軽減や利便性の向上、医療機関の効率的な経営、医療費の適正化の「三⽅良し」となりうるもの。
○ しかしながら、国⺠の認知率の低さ等を背景にして、リフィル処⽅の利用率は極めて低調であり、リフィル処⽅箋の実績は0.05%にとど
まっている。今後、国⺠各層への周知徹底と医療関係者への一層の普及により、「リフィルが当たり前」の世の中になることが期待される。
(参考1)経済財政運営と改革の基本方針2024(骨太方針2024)(令和6年6月21日閣議決定)(抄)
リフィル処方について、活用推進に向けて、阻害要因を精査し、保険者からの個別周知等による認知度向上を始め機運醸成に取り組む。
(参考2)令和6年6月18日 デジタル行財政改革会議 岸田内閣総理大臣(当時)発言(抄)
3本柱で、デジタルによる社会変革を進めてまいります。(中略)第3に、デジタルを活用しつつEBPM(証拠に基づく政策立案)を強力に推進
します。5,434の全行政事業について、行政事業レビューシートシステムによる見える化を充実・強化するとともに、リフィル処方、電子処方箋を含め、
重点DXプロジェクトのKPI(重要業績評価指標)の設定と進捗モニタリング・改善に取り組んでください。
◆ リフィル処方箋の概要
症状が安定している患者に対して、医師の処⽅により医師及び薬剤師の
適切な連携の下で、一定期間内に、最大3回まで反復利用できる処⽅せん
による処⽅(令和4年度診療報酬改定で新設)
◆第四期医療費適正化基本方針(抄)(2024年11月1日)
第4 医療費適正化に関するその他の事項
二 国の取組
2 医療の効率的な提供の推進に係る施策
リフィル処⽅箋については、(中略)今後、具体的な指標の設定を検討
し、必要な対応を速やかに⾏う。
◆ リフィル処方箋の実績
リフィル処⽅箋
病院 (割合)
全処⽅箋
リフィル処⽅箋
診療所 (割合)
全処⽅箋
リフィル処⽅箋
合計 (割合)
全処⽅箋
令和4年5月
6,267
(0.05%)
13,579,110
14,750
(0.03%)
46,171,939
21,025
(0.04%)
59,798,382
令和4年11月
14,436
(0.10%)
14,822,495
16,133
(0.03%)
50,746,364
30,569
(0.05%)
65,538,290
令和5年3月
17,060
(0.11%)
15,976,167
18,854
(0.03%)
57,243,117
35,914
(0.05%)
73,183,370
◆ 病院・診療所別の処方箋料(リフィル)の算定医療機関数
令和4年5月
令和4年11月
令和5年3月
病院
910
937
981
診療所
2,368
2,463
2,583
(出所)中央社会保険医療協議会 総会(令和5年11月10日)資料
【改⾰の⽅向性】(案)
○ 医療上の問題がないという医師の判断や、リフィル期間中の薬剤師による適切なフォローが大前提であるが、今後、政府を挙げて、
リフィル処⽅を短期的に強⼒に推進していく観点から、早急に的確なKPIを設定するとともに、更なる利用促進のため必要な政
策対応を検討すべき。