資料 Ⅱ-1-1 2025年度予算編成における課題 (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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○ サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)等においては、同一の建物に居住する高齢者に対して特定の事業者が集中的にサービスを
提供している場合に、画一的なケアプランや過剰なサービス等、いわゆる「囲い込み」の問題が指摘されてきた。
○ 予算執⾏調査において、居宅療養管理指導の利用状況について調査を⾏ったところ、サ高住等における画一的な利用があり、ケアマ
ネジャーや⾃治体が適切に関与することができていないこと等により、不適切な介護給付費が発生していることがうかがわれる。
◆居宅療養管理指導の現状
〈請求事業所数〉
50,000
47,938
40,000
30,000
◆居宅療養管理指導の利用割合(居宅介護支援事業所への調査)
(億円)
2,000
〈費用額〉
100%
1,861
介護サービス
介護予防サービス
1,500
20,000
0
(年度)
H26 27 27 27 27 R元 2
3
4
5
(出所)厚生労働省「介護給付費等実態統計(旧︓調査)」
(各年4月審査分)(注)介護予防サービスは含まない。
96.4%
98.6%(令和6年3月)
98.1%
⼀律に高い利用率
サ高住等
60%
756
63.7%
40%
500
10,000
93.8%
80%
22,217
1,000
89.2%
49.3%
20%
0
H26 27 28 29 30 R元 2
3
4
(年度)
5
0%
(出所)厚生労働省「介護給付費等実態統計(旧︓
調査)」(各年5月審査分〜翌年4月審査分)
16.2%
要介護1
23.1%
要介護2
要介護度に応じて
利用率が増加
在宅
31.7%
要介護3
要介護4
要介護5
訪問介護同⼀建物減算を算定され
◆居宅療養管理指導を算定されている者の平均単位数(介護DB分析結果) ている者の平均単位数は増加傾向
(単位)
2,000
(平成30年10月)
1,400
1,200
1,477
1,523
1,335
1,439
1,145
1,169
1,603
1,601
1,659
1,599
1,540
1,500
同一建物減算1算定
1,221
1,182
1,154
同一建物減算算定なし
1,000
要介護1
要介護2
要介護3
(出所)財務省「予算執⾏調査」(令和6年10月公表)
要介護4
1,800
1,600
1,541
1,366
1,174
1,000
要介護5
1,639
要介護1
1,770
1,688
1,635
1,570
同一建物減算1算定
1,233
1,204
1,491
1,400
1,200
(令和3年10月)
同一建物減算2算定
同一建物減算2算定
1,800
1,600
(単位)
2,000
1,204
1,819
訪問介護同⼀建物減
算を算定されている者の
単位数が多くなっている
1,722
(注)訪問介護同⼀建物減算
1,289
減算1︓訪問介護事業所と同一敷地内建
物等の利用者⼜はこれ以外の同一建物
の利用者20人以上にサービスを⾏う場合
→所定単位数の10%減算
同一建物減算算定なし
要介護2
要介護3
要介護4
減算2︓訪問介護事業所と同一敷地内建
物等の利用者50人以上にサービスを⾏う
場合
要介護5
→所定単位数の15%減算
【改⾰の⽅向性】(案)
○ 居宅療養管理指導のサービス利用時に、ケアマネジャーによる給付管理が確実に⾏われ、⾃治体による適切な運営指導が⾏わ
れるよう、制度の運用や在り⽅について検討が必要。