資料1-2-3-6 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過 (241 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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告症例(厚生労働省受付番号:v2210000877)である。
2022/06/20 医師より追加情報を入手した。
2021/06 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)1 回目接種。
2021/07 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)2 回目接種。
2022/03/04 本剤 3 回目接種。
2022/03/10 ギラン・バレー症候群が発現。第 1 病日から四肢遠位の異
常知覚と両下肢筋力低下が出現。症状は緩徐に進行。
2022/03/11 接種 1 週間後、両手感覚障害が出現し、下肢へ拡大。
2022/03/18 接種 2 週間後から下肢筋力低下が出現・増悪し、歩行困難
に至った。
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ギラン・バレー症
候群
2022/03/23 接種 19 日後、当院を受診。脳神経系は正常。四肢腱反射は
消失し、両下肢の筋力低下のため歩行が困難であった。四肢遠位に異常
感覚を認め、膀胱直腸障害はなかった。咽頭拭い液での COVID-19 抗原は
陰性。髄液検査では蛋白細胞解離を認めた。末梢神経伝導検査では運動
神経遠位潜時と F 波最短潜時の延長と sural sparing pattern を認め
た。入院。
2022/03/25 腰椎 MRI では馬尾に造影病変を認めた。腱反射消失を伴う
進行性の運動感覚障害、髄液蛋白細胞解離陽性、電気生理検査と MRI 所
見からギラン・バレー症候群と診断。免疫グロブリン大量療法、ビタミ
ン B12 内服治療とリハビリテーションを実施。
2022/04/28 第 50 病日、治療が奏功し、独歩で退院。免疫グロブリン大
量療法とビタミン B12 内服治療に起因する副反応はなかった。
2022/04/30 症状の軽快を認めた。
ギラン・バレー症候群の転帰は、軽快。
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