資料1-2-3-6 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過 (282 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
告症例(厚生労働省受付番号:v2210001689)である。
物忘れなく日常生活動作は自立していた被接種者。
2021/06/17
SARS-CoV-2(コミナティ筋注)1 回目接種。
2021/07/22
SARS-CoV-2(コミナティ筋注)2 回目接種。
2022/03/06 本剤 3 回目接種。
2022/05/28 無菌性髄膜炎、右顔面神経麻痺が発現。急に腰の痛みを認
めた。
2022/05/29 昼、食欲がなく、味覚も変わった。夕食時、右口角から水
アレルギー性結膜
23245
口腔カンジダ症;
炎;
無菌性髄膜炎;
アレルギー性鼻
炎;
耳帯状疱疹
脂質異常症
をこぼした。胃も受け付けず、食事しなかった。
2022/05/30
38℃の発熱、嘔吐を認め、内科を受診。口内炎や白苔が多
発。右口内や舌、右耳後ろから後頭部に痛みを認めた。食事、睡眠を摂
れなかった。
2022/06/02 改善しないため、神経内科を受診。柳原法にて、安静時非
対称・部分強閉眼・不全頬膨らましを認め、20 点。House-Brackmann 法
にて、やや高度麻痺。口腔内白斑、潰瘍多発を認めた。3 回接種して免
疫不全が危険因子で、口腔カンジダ症と考えた。ミコナゾールを 14 日間
投与。右顔面神経麻痺、右耳痛も認め、後日、帯状疱疹ウイルス感染症
も明らかになり、ラムゼイハント症候群と診断。発熱と頭痛の症状に関
しては、脳脊髄液中の単核球優位な増加、発症 6 日で VZV 遺伝子を検
出、VZV IgG も高値で帯状疱疹ウイルスによる髄膜炎と診断。血液検
査、髄液顕微鏡検査、培養などから神経梅毒、結核、真菌感染症はなか
った。エキスパートオピニオンに則って、アシクロビル 10 mg/kg 8 時
間毎 14 日間とメチルプレドニゾロン 1 mg/kg を 5 日間静脈投与。入院。
2022/06/03-2022/06/04 発熱、頭痛、頸部痛が消失。
2022/06 メチルプレドニゾロン投与下で高血糖認めず。アシクロビルで
腎機能障害、精神運動興奮、幻視、振戦、ミオクローヌスなど副作用は
なかった。
2022/06/15
282
14 日間のミコナゾール投与にて口腔内白斑、潰瘍が改善。