マイナポータルの継続的改善に関する具体的な施策
① マイナポータルの UI・UX の継続的な点検・改善
対話型 UI の拡充や自動入力機能の実現、マイナポータルで閲覧できる情報の拡充など、
UI・UX の継続的な改善を実施する。開発に当たっては、機能ごとにプロトタイプを開発・確
認しつつ、アジャイル開発により改善を推進する。なお、パソコン、スマートフォン双方と
も特性に応じた UI を実現する。
② 安定したサービス提供の確保
提供するサービスの多様化と利用者数の増加に対応して、安定してサービスの提供を行え
るよう、運用体制の強化や連携するサービス間の効率化など必要な対応を実施する。
③ 診療情報・電子処方箋情報の閲覧機能の実現
レセプトから抽出した診療情報及び電子処方箋情報をマイナポータルで閲覧・取得できる
ようにする。また、API を提供することにより民間事業者における活用も可能とする。
④ マイナポータルから連携できる控除証明書等の順次拡大
マイナポータルから連携できる、年末調整手続・確定申告手続に必要となる控除証明書等
を順次拡充する。具体的には、令和４年（2022 年）分の社会保険料控除証明書（国民年金保
険料負担額）及び公的年金等の源泉徴収票をマイナポータルから連携できるようにする。
⑤ あらゆる国民・外国人住民向けオンライン申請・届出等をスマートフォンから可能に
国・地方とも、あらゆる国民・外国人住民向けオンライン申請・届出等が、スマートフォ
ンから簡単･迅速に完結できるよう、対応を各府省庁・地方公共団体に要請する。
⑥ 旅券（パスポート）のオンライン申請の実装
旅券（パスポート）の申請について、IC 旅券読取機能や顔写真撮影機能などを実装し、マ
イナポータルからのオンライン申請を実現する。
⑦ 引越しワンストップサービスを始めとした行政手続のオンライン化
引越しワンストップサービスに対応して、マイナポータルの機能を改修し、オンラインに
よる転出届・転入予約を推進するとともに、令和３年度（2021 年度）に実装した地方公共団
体との接続機能を活用し、全ての地方公共団体によるマイナポータルへの接続を実現する。
また、令和４年度（2022 年度）末を目指して、原則、全ての地方公共団体で、特に国民の
利便性の向上に資する行政手続について、マイナポータルからマイナンバーカードを用いた
オンライン手続を可能にする。
このため、全ての地方公共団体におけるマイナンバーカードを用いた子育て・介護等のオ
ンライン手続が可能となるよう、システム改修等を支援する。
⑧ マイナポータル API の利用拡大
マイナポータルの機能をウェブサービス提供者が利用できるようにするための電子申請等
API や自己情報取得 API といった各種 API について、官民の様々なサービスにおける利用を
推進する。
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