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本文 (43 ページ)

公開元URL https://www.digital.go.jp/policies/priority-policy-program/#document
出典情報 デジタル社会の実現に向けた重点計画(6/7)《デジタル庁》
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3.国際戦略の推進
【目指す姿】
・トラスト(信頼)を基盤とした国際連携を確立する。特に、DFFT については、提唱国とし
つな
て責任を持って推進し、令和5年(2023 年)の G7 日本開催を見据え、成果に繋げること
を目指す。
・国際標準を正しく理解し、適切かつ有効に活用する。
・諸外国のデジタル政策に関わる機関との関係を強化し、例えば、利用者本位の行政サービ
ス、デジタル人材の育成について先進的な取組の情報提供を受け、日本からも有益な情報
提供を行う。
・第三国協力を含む、新興国等に対する情報提供や研修等による支援・協力を行う。
・産業界と一体となった対応により DFFT を具体的に推進する。

デジタル化を推進するためには、グローバル基準への対応や諸外国政府等の関係機関との
協力・連携が不可欠である。デジタル庁を中心に各府省庁においては、デジタル分野において
必要とされる国際標準や国際連携への対応について、トラスト(信頼)を醸成しつつ、責任を
持って戦略的に推進する。特に、国際的なルール・制度形成が必要な DFFT の推進については、
提唱国である我が国が中心となって積極的に取り組む。また、国際標準を適切かつ有効に活用
できるよう、国際的な技術や制度に関する動向を常に注視し、デジタル庁において定める各種
標準へ反映するなど、各府省庁と連携しながら、グローバル化への対応を推進する。さらに、
利用者本位の行政サービスの実現やデジタル人材の育成等、先進的な取組を行う諸外国から
ベストプラクティスの共有や研修等で協力を得つつ、我が国からも有益な情報提供を行うな
ど、諸外国のデジタル政策に関わる機関との連携を深め、関係を強化する。加えて、新興国に
対しては、今後の協力関係への発展を見据え、我が国における成功事例や先進的な技術活用の
現状を踏まえ、情報提供や研修等を通じて支援を行う。
① DFFT の推進に向けた国際連携
社会のデジタル化・グローバル化が進み、データの収集・分析・加工による新たな価値
の創出に向けてグローバルな競争が加速している一方、デジタル化のもたらすプライバ
シーやセキュリティ上の懸念、情報の極端な偏在、競争上の課題などが世界的に顕在化し
てきており、また、プライバシーやセキュリティ等、データ流通に関連する制度は各国の
状況に応じて様々であり、中には、自国から他国へのデータ移転を制限する等の規制を設
ける国も出てきている。
我が国としては、新たな価値の源泉であるデータが自由で信頼性が担保された枠組み
で流通することが経済成長をもたらすとの考えの下、テクノロジーを軸に、信頼性のある
情報の自由かつ安全な流通の確保を図るため、まずはデータに対する基本的考え方、理念
を共有する国々と連携し、データ流通に関連する国際的なルール作りや討議等を通じて、
DFFT を推進する。
令和3年(2021 年)4月には、G7 デジタル・技術大臣会合において、DFFT を推進する
ための具体的な協力分野とロードマップが採択され、令和4年(2022 年)5月には、G7
デジタル大臣会合において、DFFT を推進するための行動計画が採択された。
デジタル保護主義に対抗するためには、有志国との連携を図ることが必要であるとこ
ろ、我が国としてはテクノロジーを軸に、
「経済成長・イノベーション」と「セキュリテ
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