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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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2021;enlarged edit 1:90

Katayama H, Itoh K, Hashimoto M. Bilateral Optic Neuritis after COVID-19 mRNA
Vaccination. Case Rep Ophthalmol:578

既往歴にはアルコール摂取(アルコール嗜好の既往)及び白内障手術(右眼白内障手術)があ
った。

合併症は発作性心房細動。

併用薬は発作性心房細動に対するリバロキサバン及び塩酸ベラパミル。

63 歳男性。

2021 年 5 月

本剤1回目接種。

2021 年

接種後 11 日目に左眼の霧視を自覚、翌朝に視力低下と左側頭部痛を自覚し近医受診、左視神
経炎の疑いにて当科紹介となった。視力は右矯正 1.0 左指数弁で、左 RAPD 陽性だった。前眼
部所見は異常なし。中間透光体にて右眼内レンズ及び左軽度白内障、眼底所見にて両眼性に視
神経乳頭腫脹を認めた。中心フリッカー値は両眼とも著明に低下、動的量的視野検査にて左中
心暗点と周辺部視野異常を認めた。造影 MRI で左視神経の高信号所見あり。網膜電図は正常。
視覚誘発電位で潜時の延長は認めなかった。生化学的評価で抗アクアポリン 4 抗体は陰性、ほ
か有意な所見は認められなかった。両眼性視神経炎(右乳頭炎型、左視神経周囲炎型)の診断
にてステロイドパルス療法を選択。計 2 クールの治療を施行し、視力は左矯正 0.9 に回復、視
野の改善も確認された。2 回目のワクチン接種は見送り、現在は外来通院にてステロイド薬の
漸減中である。

本報告時、視神経炎(両側視神経炎)は軽快していた。

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