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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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精査のために当院を受診。四肢は総じて MMT1−3、両下肢の温痛覚障害・振動覚障害、上腕三
頭筋以外の四肢の腱反射消失のを認めた。頭部 MRI 異常なし、頚椎 MRI は頚椎症の所見、末梢
神経伝導検査で両 Tibial の Amp 低下を認め

た。RF(‐)、フェリチン高値、抗核抗体(‐)、補体低下(‐)、MPO-ANCA(‐)、PR3ANCA(‐)、
甲状腺機能正常。ワクチン接種から 1−2 週間後の発症、四肢脱力、四肢の腱反射消失、神経
伝導検査で軸索障害を認め、ワクチン接種後のギラン・バレー症候群と診断した。(頚椎症に
よる症状ではないと判断)。診断時はすでに発症から時間が経過しており、免疫療の法は施行
せず、リハビリで経過をみる方針とした。上肢は自然経過でわずかに回復したが、重度の四肢
脱力と歩行障害が残存している。

臨床症状:

発見日:2022 年 2 月 14 日

両側性かつ弛緩性の上肢や下肢の筋力低下、筋力低下を来した上肢や下肢における深部腱反射
の低下または消失

報告時点までの、症状の極期における Hughes の機能尺度分類:ベッド上あるいは車椅子に限
定(支持があっても 5m の歩行が不可能)

疾患の経過:

単相の疾患パターンを有し、筋力低下の発現から最悪の状態までの間隔が 12 時間から 28 日間
であって、その後に臨床的安定期を迎えた(報告時点までの内容を元に選択)

先行感染の有無:なし

電気生理学的検査:

実施

GBS と一致する 、M 波振幅の低下

髄液検査:未実施

鑑別診断:はい

画像検査(磁気共鳴画像診断(MRI)撮像):未実施

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