資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html |
出典情報 | 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》 |
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日付不明、患者は本剤を1回目接種した。
日付不明、本剤接種した後、患者は椎骨動脈瘤(椎骨動脈解離性動脈瘤破裂)(重篤区分:入
院及び医学的に重要)を呈した。
日付不明、くも膜下出血(くも膜下出血)(重篤度基準:入院、医学的に重要)、肺水(肺
水)(重篤度基準:入院)、心筋症(心筋症)(重篤度基準:入院、医学的に重要)を呈した。
報告時、椎骨動脈瘤(椎骨動脈解離性動脈瘤破裂)、くも膜下出血(くも膜下出血)、肺水
(肺水)、心筋症(心筋症)の転帰は軽快であった。
診断検査結果(正常範囲が得られている場合は括弧内に記載):
日付不明、血管造影:ワクチン接種 3 週間前に右椎骨動脈(VA)の拡張を認めた。磁気共鳴血
管造影(MRA)にて右 VA の拡張を認め、解離性病変は描出されなかった。MRA にて右 VA の解離
性病変は描出されなかった。異常なし。患者は 10 年前に MRA を受けており、VA に異常は認め
られず、解離性病変は描出されなかった。内部トラッピング後の左右 VA 血管造影術では解離
性病変は描出されなかった。右 VA の紡錘状拡張を認めた。頭部の 3 次元コンピュータ断層撮
影(CT)血管造影術では、右 VA の紡錘状拡張を認め、解離性動脈瘤が示唆された。
日付不明、血液検査:自己抗体陰性(陰性)。血清は血管炎関連自己抗体に対し陰性であっ
た。
日付不明、頭部 CT:大量のくも膜下出血。頭部 CT では大量のくも膜下出血を認めた。
日付不明、胸部 CT:両側肺水。胸部 CT では、神経因性心筋症による両側肺水を認めた。
日付不明、障害評価尺度:1。患者は修正ランキンスケール 1 で退院した。
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