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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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患者接種した翌日から全身性皮疹が出現し受診した近医採血で、末梢血異型リンパ球を認め
た。

2022 年 1 月

初診時に脾腫は認めず、中型で N/C 比が低く胞体辺縁に塩基性が強い異型リンパ球が末梢血中
に増生しており、形態上はウイルス感染を第一に考えたため慎重に経過観察としていた。

異型リンパ球は減少せず、診断 1 か月前より 38 度台の発熱が出現するようになったため入院
精査としたところ、 CD5 陰性、 CD10 陰性、 CD20 陽性、 CD23 陰性、 CD25 陰性、 CD103 陰
性の異型リンパ球の骨髄浸潤を認めた。異型リンパ球の形態は初発時と変化はなかったが、著
明な脾腫が出現しており、 SMZL と診断した。

脾辺縁帯リンパ腫の診断となり、抗ウイルスの化学療法およびリツキシマブの投与により完全
寛解が得られた。

2022 年 8 月 21 日

発疹、脾辺縁帯リンパ腫の転帰は、回復。

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