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提案書17(3200頁~3401頁) (122 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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日本歯科医学会連合 歯科医療安全情報報告書(2020)によると、記録票回収数1848件中、抗血栓薬に伴う出血7件、血糖値測定で助かった事例3
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 件、モニタリングで助かった事例6件、肺炎によるSpO2低下で測定が必要だった1件、パーキンソン病関連1件が報告されている。対象行為・疾
後等のアウトカム
患・モニタリング項目の拡大により、これらの事故を重大化せずに済ませることが可能と考えられる。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

神経難病の中で最も多いパーキンソン病患者は、15万人いると推定され、そのうち、歯科訪問診療の対象となるホールヤール4度以上の割合は
1/4。要介護者で歯科治療が必要な者のうち、実際に歯科治療を受けた割合は2.4%であるため、15万人×1/4×2.4% = 900人と推定。
在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料、小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料の算定回数は、209,672回(NDBより)。1
人あたりの年間実施回数を20回と仮定すると、209672÷20 = 約1万人と推定。

見直し前の症例数(人)

約12万人程度と推計(年3回程度の算定と仮定)

見直し後の症例数(人)

上記人数に追加して、神経難病900人、訪問口腔リハ患者1万人が追加

見直し前の回数(回)

364,395回

見直し後の回数(回)

12万人×3回 + 900人×3回 + 1万人×20回 = 562,700 回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本摂食嚥下リハビリテーション学会「訓練法まとめ(2014版)」に、シャキア訓練の際、
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 「50%負荷で運動をしてもらい直後にバイタルサインを測定し,収縮期血圧が安静時より
る。)
20mmHg以上上昇しない,ないし180mmHgを超えない,脈拍が安静時より20/分以上増加しな
い,ないし120回/分とならないことを確認する」とある。

神経難病患者を診療する際や、摂食嚥下リハビリテーションを実施する際に、血圧、脈拍、SpO2といったバイタルサインを測定することは、上記
のガイドラインに記載されており、またすでに広く普及している。一方、血糖値、PT-INRの測定機器は、一般開業医へ広く普及している状況とは
言い難い。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 血糖値測定・PT-INR測定:必要な機器を有していること
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 有病者に対する在宅歯科医療を行うにあたっての十分な経験を有していること
性や経験年数等)
その他
日本摂食嚥下リハビリテーション学会「訓練法まとめ(2014版)」
(遵守すべきガイドライン等その他の 日本有病者歯科医療学会・日本老年歯科医学会・日本口腔外科学会「抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドライン 2020年版」
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

実施自体に副作用は起こりにくいと考えられる

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

倫理性に問題はなく、医療安全の向上という目的に、社会的妥当性がある。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

特になし

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名
具体的な内容

医療安全に資する技術であり、偶発症の発生を抑制することが可能と考えられるが、その対応に該当するのは歯科ではなく医科点数表に記載され
ている項目であり、本項に列挙することは困難である
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

89,237,250 円

その根拠

(562,700 回 - 364,395 回)×45点

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本有病者歯科医療学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本歯科麻酔科学会

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