提案書17(3200頁~3401頁) (182 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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320点への増点および、算定回数を月4回まで緩和
【技術概要】
①対象者は定期的に酸素飽和度などの生体情報を測定し、また情報送信用端末に表示される症状などの質問項目に
回答し、情報通信技術(ICT)を用いてそれらを送信する。
②モニターセンターでは、個別プロトコルと主治医の指示書に基づき、看護師がモニタリングを行い、電話・テレビ
会議システム用いて心身のアセスメントにもとづく、日常生活等の情報提供・教育・相談・保健指導を実施する。
在宅における患者の定期的な心身状態の遠隔モニタリング+保健指導
①
②
モニタリング
医師の診察
患者自身による心身データ計測・入力・送信
【増点が必要な理由】
来院
医療費節減の期待
COPD憎悪・救急受
診・再入院予防効果
•HOT実施者16万人のうち約半
数(8万人)はCOPD患者である
•COPD患者の30%(2万4千人)は、
1年に1回以上入院している
•2万4千人の入院を1回回避で
きると約216億円(約90万円
×2万4千回)の医療費を節減
できる
•遠隔モニタリングと遠隔
保健指導の併用により、
COPD・在宅酸素療法実施
者の憎悪リスク57%、入
院リスク80%、救急受診
リスク52%を各々低減で
きる(Kamei, et al, 2013)
2ヵ月目
遠隔モニタリング
加算の利用が進ま
ない現状
•モニタリング回数や頻度に拘
わらず 月1回150点しか算定
できない
•算定月は在宅酸素療法指導管
理料2,400点の算定が不可
•医師、看護師の配置(施設基
準)の人件費をカバーできない
•導入初期にシステムや計測機
器の費用がかかる
•テレナーシングに関する看護
師教育の不足
3381
遠隔情報提供・
教育・相談・保健指導
3ヵ月目
医師の診察
来院
≪現状の算定要件≫
実施回数に拘わらず月1回
150点
≪要望≫
点数を月320点に増点および
算定回数を月4回上限に緩和
出典:Kamei, T et al(2013). Systematic review
and meta-analysis of studies involving
telehome monitoring-based telenursing for
patients with chronic obstructive pulmonary
disease, Journal of Nursing Science, 29, 180192