提案書17(3200頁~3401頁) (192 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【対象疾患】
乳腺膿瘍
推計患者数︓令和4年度出⽣数より24,000⼈/年
【技術の概要】
切開創の感染予防管理
膿汁・漏出乳汁ドレナージ管理
服薬管理(アドヒーランス 耐性菌考慮 効果確認)
より⾼度な授乳継続・哺乳困難児への授乳⽀援︓乳腺炎
再発予防教育、⼼理⽀援、家族調整⽀援授乳中断への
葛藤への⼼理的⽀援の乳腺炎の早期回復重症化及び再
発予防に向けた包括的なケア及び指導
【現⾏治療との⽐較と問題点】
乳腺膿瘍切開術施⾏患者の診療実⽇数
⼀般社団法⼈ ⽇本助産学会
現⾏に追加する提案
乳腺膿瘍切開術実施算定⽇から起算して
初回500点、2〜8回200点の算定とする
対象︓乳腺膿瘍切開術を受けた患者
【診療報酬上の取り扱い】
現⾏︓初回500点
2〜4回⽬150点
1回の分娩につき4回まで
対象︓すべての乳腺炎患者
状態1 うっ滞性乳腺炎
医療連携
状態2 うっ滞性/感染性乳腺炎の可能性
状態3 感染性乳腺炎
①切開創の感染予防管理
(⺟親へのセルフケア指導を含む)
②排膿・漏出乳汁状況の観察/
排膿促進ケア
状態4 膿瘍形成
13.2⽇
現⾏診療報酬による乳腺炎重症化予防ケア・指導にて
有意に短期間に乳腺炎治癒に⾄る効果が実証されたが
乳腺膿瘍切開術施⾏後のケア・指導まではカバー不可.
膿瘍切開事例のケア・指導は難易度が⾼く、
より⾼度な継続的・重点的ケア・指導が必須.
現⾏4回の算定では、創傷治癒、再発予防、⺟乳
育児継続への⽀援が不⼗分.
【期待される効果】
・乳腺膿瘍切開術後の治癒までの期間の短縮
13.2⽇→7.2⽇
・乳腺膿瘍切開術後の医療費の削減
-264,000,000円
・⺟乳育児の早期中断を防ぎ、⺟乳育児継続による⺟⼦の⼼⾝の健康促進
国家財政の⽀出の抑制
③切開創の治癒促進ケア
④服薬管理(アドヒーランス、耐性菌
を考慮した薬剤効果の確認)
膿瘍切開術施⾏
⑤患側の乳汁分泌低下への回復促進ケア
⑥切開創を避けた直接授乳指導
⑦哺乳を拒否する児へのケア
⑧⺟親のメンタルヘルスの不調/家族調整
⑨切開排膿に対する⼼⾝の苦痛や困難
⑩再発予防⽀援/育児困難への⽀援/
⺟親の授乳継続/断乳へ⽀援