提案書17(3200頁~3401頁) (52 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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「CAD/CAM冠の連結冠」について
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
近年、製作技術の向上がめざましいCAD/CAM冠を連
結冠として用いる。
✓ 連結冠モデルを構造解析ソフトウェアを用いて解析し
た研究によれば、従来用いられている金属冠と
CAD/CAM冠では、応力の集中に差がないことが報
告されている。
✓ 現在高騰している金属冠の代替え装置として、連結冠
がCAD/CAM冠でも製作できたとすれば、経済的な
効果が期待される。
✓ 審美性の向上も見込まれるため、患者の審美的な要求
にも対応できる。
【対象疾患】
✓ 歯周疾患や外傷などにより動揺度が大きい歯に対する
永久固定。
✓ 対合歯を失った歯の挺出防止。
✓ 歯根分割掻爬術を行った第一大臼歯の歯冠補綴。
令和3年6月分の社会医療診療行為別統計よると暫間固
定装置修理:2,175件/月、歯根分割掻爬術:2,082件/
月となっている。
実施回数は、暫間固定修理のうち、前歯部2歯の連結
冠で対応するものを20%、小臼歯2歯の連結冠で対応す
るものを15%とし、それぞれの1/2がCAD/CAM冠で
実施されると想定した。また、歯根分割掻爬術後の1/2
にCAD/CAM冠が用いられると想定した。
【診療報酬上の取扱】
永久固定として金属冠からCAD/CAM冠の連結冠へ装
置を変更して装着したと想定した場合
1装置あたり
✓ 前歯部の連結冠:13,960円 減
✓
小臼歯部の連結冠:11,220円 増
歯根分割掻爬術後に金属冠からCAD/CAM冠の連結冠
へ装着を変更して装着したと想定した場合
1装置あたり:11,220円 増
と予想される。
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