提案書17(3200頁~3401頁) (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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(J002 追加)
技術の概要:抜歯術やヘミセクション施術後に抜歯窩治癒不全や後出血に不幸にも陥った際、より確実な治癒機転を開始させるには、抜歯窩再
掻爬術を行うと供にレーザー照射による生物物理的な直接的止血作用を用いることである。(レーザーエネルギーによるタンパク質凝固作用)
対象疾患名:レーザー機器加算に「抜歯窩治癒不全」における抜歯窩再掻爬術(J002) を対象手術に加える
現在当該疾患に対して行われている治療との比較:抜歯窩治癒不全では当該抜歯窩を再掻爬することにより、不良肉芽等の残渣を徹底的に
除去後、止血用の薬剤を使用したり縫合することもある。(特定薬剤の請求や後出血処置470点の算定) 一方レーザー照射での止血は薬剤
や縫合は基本的に不要で、さらに創傷治癒経過も早い。このように有効性が臨床的に実感できるので、点数は算定できずとも患者のために
止血効果や治癒促進のためレーザー照射をしている術者は多いと思われる。 従って、診療報酬上の取り扱いは、抜歯窩再掻爬術のときに
レーザーを照射することにより、止血を十分に確認できたときに算定する、が妥当と考える。
大臼歯抜歯窩治癒不全
再掻爬後、CO2レーザー照射
レーザー照射後1週間
小臼歯抜歯後、後出血
再掻爬後、CO2レーザー照射
レーザー照射後1週間
機種:オペレーザーPRO
照射条件:1.0W CW CONT
右に示す2ケースはともに縫合処置(創傷処理470点)に
移行することなく、レーザー照射したことにより、止血
が完了して、その1週間後には創傷治癒が肉眼的に完了し
たケースである。
機種:オペレーザーLite
照射条件:1.0W CW CONT
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