提案書17(3200頁~3401頁) (63 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
445201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
光学式う蝕検出検査
一般社団法人
37歯科・歯科口腔外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本レーザー歯学会
リストから選択
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和2年度
光学式う蝕検出検査
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
提案される医療技術の概要(200字以内)
B
B-004注10
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
○
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
その他」を選んだ場合、右欄に記載
被検査歯面に本装置附属のプローブ先端からレーザー光(655nm)を照射し、歯面から反射された蛍光量を測定し、潜在う蝕を検出するシステムで
ある。その量により、被検査歯面の状況を数値化し病態を示す。深度2mm程度までレーザー光が到達するので、健全エナメル質では低い数値が示
され、逆にう蝕等で表面が粗造化すると高い数値を示す。X線写真に代わり放射線なしでの診断が可能となる。現在Ceの評価に適応されている。
文字数: 200
再評価が必要な理由
Ceの経過観察においては評価していただいたものの、X線写真の診断とは違う評価になっている。X線写真に代わる診断用の検査として評価を見直
していただきたい。特に近年訪問歯科診療の需要は上昇しているにもかかわらず、その件数は下降の一途を辿っている。これは、施設基準の問題
もあるのだが、それだけの問題ではない。例えば、X線撮影をしたくてもポータブルX線照射器を準備し、毎年届出を提出して患家に持参して、撮
影してもアナログでは診断までに時間がかかりすぎたり、デジタルでは機器の準備に多大な費用がかかる。光学的う蝕検知検査がその代わりとし
てう蝕の診断に使用されれば、訪問診療時の被曝量をゼロにすることが可能なだけでなく、的確なう蝕診断が簡単に可能となってくる。Ceでは口
写真撮影の代わりとして評価されてはいるが、点数的評価がない。まずはX線写真撮影に代わり、訪問診療時のう蝕の診断に保険点数で評価を付
けていただくことで、被曝ゼロに貢献し、安心安全な訪問診療時の検査に使用してもらう事が可能になる。訪問歯科診療の底上げを図るためにも
再評価が必要なのではないでしょうか。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
訪問診療を算定したときに限り、C病名の治療、診断に使えるようにしたい。単純に ①ポータブルX線発生装置が必要。②デジタルであれば、セ
ンサーと接続するためのPCが必要になる。 アナログであれば照射時間の問題と、X線フィルムと現像環境が必要になる。つまりデジタルだと
ハードウェアで百万円以上の費用が発生するし、アナログでは費用は1/2程度にはなるが被曝量が多くなり、安心が損なわれる。一方光学的う検
査装置はアナログの4分の1程度の費用ですみ、かつ被曝等のに対する安心安全が担保される。導入した当日からすぐに使用が可能で、X線写真と
比べても遜色なくう蝕の診断が可能であることはう蝕のガイドラインにも記載されている。X線写真撮影と比べても1本1本の歯に対して行う診断
なので確実性が高い。ただ、1度に1本の歯しか診断できないので、X線写真のように1枚で2本、3本の歯の診断はできない。訪問歯科診療時の診療
に不可欠なう蝕診断を放射線なしで可能にすべきである。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
現在の対象は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所においてB-000-4歯科疾患管理下の患者でかつ、エナメル質初期う蝕に罹患している歯を
持つ患者。エナメル質初期う蝕管理加算の2回以降の算定にあっては口腔内カラー写真撮影に代わって光学的う蝕検出装置を用いてエナメル質初
期う蝕部位の測定を行って算定して差し支えないとされている。ただし、算定に係わる費用を別に算定できないとされている。
B
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
B-004注10
医療技術名
歯科疾患管理
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 X線写真診断と比較しても診断に大きく影響しない検査であることから、放射線を使用しない被曝ゼロのう蝕診断可能な装置なので、安心・安全
の歯科医療に大いに貢献できる。特にX線室のない訪問歯科診療時には患家の家族にも安心・安全を感じてもらえる。
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 視診とダイアグノデントの組み合わせによるう蝕検査が感度0.67,特異度0.94であっ
る。)
た。ROC分析ではこの組み合わせが他の方法よりも優れていた。(ガイドラインp66)
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