よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書17(3200頁~3401頁) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

難易度は歯科衛生士または学生対象の論文結果では、適切なトレーニングが必要とされ、トレーニング後は従来法と比較して
同程度または容易になるが、機種によって異なる。(Clin Oral Implants Res 24(1): 111-115、BMC Oral Health 15(1):
151.)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 特になし
等)
歯科補綴治療に係る専門の知識および3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上配置されていること。保険医療機関内に歯科
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 技工士が配置されていること。なお、歯科技工士を配置していない場合にあっては、歯科技工所との連携が図られているこ
と。
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

使用機器は薬事承認済みであり、安全性に問題はない

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

222点

その根拠

口腔内スキャナーは口蓋補綴または顎補綴の印象採得が可能である。粘膜非接触で印象採得が可能であることから印象採得の
M003 2のホ(1)により222点が妥当と思われる。初期投資費用について医療機器使用料の観点では、機種:Aadva ISO 100の価
格は、スキャナー単体で160万円であり、耐用年数は、「薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う医療機器及び対外診断
用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の改正について(平成26年8月27日薬食監麻発0827第4号通知)より5年と
設定し、年間使用回数240回(想定回数:20回/月)および残存価格を160,000(購入価格の1割)とすると、医療機器使用料は
(1,600,000円(購入価格)-160,000 (購入価格の1割))/(5年(耐用年数)×240回(年間使用回数))=1,200円となるため、M003 2
のホ(1)の222点で十分にカバーできる。また本法により印象採得した場合、3Dプリンターで作業用模型を出力する必要があ
る。機種:DB Phrozen 3D プリンターの場合、定価が350,000円であるため、上記と同様に年間240症例に使用すると想定する
と、1回あたりの医療機器使用料は約260円となる。またレジン模型のプリントアウトやその後のアルジネート印象材による
デュプリケートと石膏模型作製の材料代として約1,000円を要するが、これらは補綴装置製作費に包含されるものとする。

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

該当なし

番号
技術名

該当なし
該当なし

具体的な内容

該当なし

プラスマイナス
予想影響額(円)

2,937,600

その根拠

印象採得を現在の「困難」の点数(222点)としたので、著しく困難(402点)で請求していた年間1632件分が減額となる。し
たがって、180点×1,632件=293,760点(2,937,600円)となる。

減(-)

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
あり(別紙に記載)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

特になし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

現在、印象採得に使用する材料はハイドロコロイド系材料やシリコンゴム系が用いられることが現状である。その材料より印
象精度の良い光学印象法を用い、上顎補綴や顎補綴を必要とする患者に安全な印象採得を行うことは、術者である歯科医師に
とってもまた、処置時の精神的負担を減少する。医療廃棄物減少により、環境汚染防止に貢献する。口腔内スキャナーについ
ては、現在,国内では多数の口腔内スキャナーが承認されている。

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Evaluation of fit and efficiency of CAD/CAM fabricated all-ceramic restorations based on direct and indirect
Ahrberg D
Clin Oral Investig 20(2):291-300,2016

4)概要

光学印象採得は従来の印象法と比較すると時間が短縮され効率性が良く、患者評価では光学印象法の方がシリコーンゴム印象
材による印象法と比較して、高評価を示し満足度が高く、口腔内スキャナーの術者難易度については従来の印象方法と比較し
て低い。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

CAD/CAM技術を応用した全部床義歯
金澤学,岩城麻衣子,荒木田俊夫,水口俊介
日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 9:236-241,2017

4)概要

CAD/CAM技術を応用して全部床義歯を製作することにより、光学印象、CADソフト上での義歯デザイン、切削加工による義歯製
作が可能となった。

1)名称
2)著者

Precision and Trueness of Computerized Optical Impressions in Maxillectomy Defects: An InVitro 3D Comparison
Mahmoud E. Elbashi, Mariko Hattori

⑯参考文献1

⑯参考文献2

3218