提案書17(3200頁~3401頁) (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
441105
義歯製作・調整時に行う発音検査
公益社団法人
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本補綴歯科学会
37歯科・歯科口腔外科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
義歯床研磨面の形態は発話機能に影響することが知られている.義歯製作や調整に当たって,発音時の様子を検査すること
は,義歯装着患者の発話機能向上に効果的である.義歯試適時や装着時,調整時において,義歯の研磨面に薄くワセリンと
アルジネート印象材の粉末を塗布し,患者に発音させる.唾液によって舌が触れた部分のアルジネート粉末が濡れることで
発話時の舌の接触状態を視覚的に確認することができる.
文字数: 191
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
MT,顎欠損,舌欠損,義歯不適合
古くから教育されてきた一般的な検査であり,効果も実証されている.しかし現時点では特別な検査項目がないため,保険
の義歯製作では検査を実行することが難しい.義歯床にワセリンとアルジネート粉末を塗布すること,患者に発音させるこ
と,パラトグラムを読み取ることにそれぞれ時間がかかる.また検査により舌の接触部が不適切であった場合はチェアサイ
ドで仮床や義歯床を修正し,改めて検査することになる.そのため,通常の義歯試適や義歯調整の時間内で行うことは難し
い.
文字数: 222
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
MT,顎欠損,舌欠損
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
義歯試適時や装着時,調整時において,義歯の研磨面に薄くワセリンとアルジネート印象材粉末を塗布し,患者に発音させ
る.唾液によって舌が触れた部分のアルジネート粉末が濡れることで発話時の舌の接触状態を確認することができる.
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
M
番号
医療技術名
007
仮床試適
既存の治療法・検査法等の内容
仮床試適時や義歯調整時に発音の確認をするが,主観的評価のみのことが多い.
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
日本語話者にパラトグラムを使用して義歯を調整することができる.パラトグラムは咬合高径によって変化する.アルジ
ネート粉末を用いた方法の他にサンドブラストによる方法もある.
4
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
客観的な検査に基づき,発音機能回復に適切な仮床や義歯床の修正を行うことができる.
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
予定はない
改訂の見込み等を記載する。)
60,059人
60,059回
令和3年社会医療診療行為別統計6月審査分の「新製有床義歯管理料(1口腔につき)」の実施件数の合計が184440+115488
件でその半分が上顎とし,さらに1/3が発音に関係する程度に口蓋を覆うとして,「舌接触補助床(新製作)」と合わせる
と(184440+115488)/6 +61=50049となる.その12か月分の1/10にパラトグラム検査を行うと仮定し,50049x12/10=60059件を1
年あたりの実施回数とした.
1装置に1回の算定を前堤とし,年間対象患者数は実施件数と同じと仮定した.
3204