提案書17(3200頁~3401頁) (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
総義歯製作前の補綴前処置として、専用フラスコやアルジネート印象材、常温重合レジンを用いて旧義歯を複製し、治療
用義歯として使用するものである。旧義歯を改造して治療用義歯として用いる場合、新義歯形態の模索中でも確実に使用
できる義歯が失われる。また旧義歯が金属床である等、改造自体が困難な場合もある。複製義歯の製作は適切な補綴前処
置を可能とし、新義歯の調整回数や製作回数の減少も期待できる。
【対象疾患】
総義歯製作の補綴前処置として治療用義歯が必要な無歯顎患者
令和3年6月分の社会医療診療行為別統計から年間12,000人程度と推定
【既存の治療法との比較・有効性】
本技術の適用により、従来は旧義歯を大きく修理して治療用義歯としていた症例に対し、旧義歯を複製し改造することで
治療用義歯を製作することが可能となる。複製義歯は従来の手法により製作された総義歯と同程度の機能を有しており
(Journal of Prosthodontics, 2016, 25, 536–543)、咬合治療や粘膜治療等の適切な補綴前処置が可能となる。その結果、
新義歯の機能時における適切な安定性と機能回復が見込まれ、新義歯の調整回数や再製作数が減少することが予測される。
【診療報酬上の取扱】
複製義歯(1装置につき)888点
常温重合レジン填入
2次埋没
使用中の義歯
1次埋没
複製義歯の製作方法
【日本補綴歯科学会教育用ビデオ】より抜粋引用
埋没完了
鋳型の完成
3224
割り出し
複製義歯完成