提案書17(3200頁~3401頁) (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
白血病の髄膜浸潤による髄膜症状に対してメトトレキサート髄注療法が施行されており、悪性胸水の再貯留抑制に使用されるタルクは胸膜内注入
が施行されているが、現在の算定要件では無菌製剤処理を行っても算定することができない。今後も新たな抗悪性腫瘍剤の新規薬価収載や既存の
抗悪性腫瘍剤の新たな治療法の確立などが考えられるため、無菌製剤処理料1に規定されている投与経路の記載を撤廃するよう要望する。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長に届け出た保険医療機関において、皮内注射、皮下注射、筋肉注射、
動脈注射、抗悪性腫瘍剤局所持続注入、肝動脈塞栓に伴う悪性腫瘍剤肝動脈注入、点滴注射、中心静脈注射又は植込型カテーテルによる中心静脈
注射を行う際に、別に厚生労働大臣が定める患者に対して使用する薬剤について、必要があって無菌製剤処理が行われた場合は、当該患者に係る
区分に従い1日につき所定点数を算定する。
G
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
020
1
医療技術名
無菌製剤処理料1投与経路撤廃
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
④普及性の変化
※下記のように推定した根拠
年間対象者数の
変化
リストから選択
・令和3年社会医療診療行為別統計のG009脳脊髄腔注射 3腰椎の実施回数が361件と推計し、1年間で4332回と推計した。(バクロフェン髄注が含
まれているが、タルクの胸腔内投与も実施回数が少ないと想定されることから、361件をそのまま使用する)
見直し前の症例数(人)
見直し後の症例数(人)
年間実施回数の
変化等
見直し前の回数(回)
4,332
見直し後の回数(回)
4,332
⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
現状と変更なし
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 現状と変更なし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 現状と変更なし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 現状と変更なし
要件)
⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
副作用や安全性のリスクはない
⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
⑧点数等見直し
の場合
見直し前
見直し後
その根拠
区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)
区分をリストから選択
番号
技術名
具体的な内容
増(+)
プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
7797600円
その根拠
4332回×1800円
備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
メトトレキサート注射剤
タルク胸腔内注入用
⑫その他
3333