よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 サイバーセキュリティ2024(2023年度年次報告・2023年度年次計画)(案)について (191 ページ)

公開元URL https://www.nisc.go.jp/council/cs/index.html#cs41
出典情報 サイバーセキュリティ戦略本部(第41回 7/10)《内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

別添2

(ソ) 経済産業省

2023 年度のサイバーセキュリティ関連施策の実施状況及び 2024 年度年次計画
4 横断的施策

経済産業省において、引き続き、JPCERT/CC を通じ <成果・進捗状況>
て、インシデント対応調整や脅威情報の共有に係 JPCERT/CC を通じて、以下の取組を実施した。
る CSIRT 間連携の窓口を運営するとともに、各国
の窓口チームとの間の MOU/NDA に基づく継続的な ・国際的な CSIRT コミュニティである FIRST での理事を務め、
国内外での CSIRT 活動をリードするとともに、2024 年6月に
連携関係の維持を図り、迅速かつ効果的なインシ
デントへの対処を継続する。また、FIRST、APCERT、 開催される年次会合を福岡へ誘致した。なお年次会合では
JPCERT/CC がローカルホストを務める。
IWWN などの国際的なコミュニティへの参画、及び
アジア太平洋地域におけるインシデント対応演習 ・国内3組織の FIRST 加盟を支援した。
等の活動等を通じた各国 CSIRT と JPCERT/CC との
・APCERT の事務局及び運営委員メンバーとして、アジア太平洋
インシデント対応に関する連携を一層強化する。
地域の CSIRT 活動の活性化を図った。
(再掲)
・IWWN の参加組織の一つとして、運営規約の改訂に関わるとと
もに、NISC と協力してサイバー攻撃に対する共有やインシデ
ントへの対処を進める役割を担った。(再掲)
<2024 年度年次計画>
・引き続き、CSIRT 間連携の窓口運営、各国との間の MOU/NDA に
基づく継続的な連携関係の維持を図り、迅速かつ効果的なイ
ンシデントへの対処を継続する。また、国際的なコミュニティ
への参画、及びアジア太平洋地域における各国 CSIRT と
JPCERT/CC とのインシデント対応に関する連携を一層強化す
る。(再掲)

(タ) デジタル庁
総務省
経済産業省

デジタル庁、総務省及び経済産業省において、 <成果・進捗状況>
CRYPTREC 暗号リストに掲載された暗号技術の監
・計画に基づき、暗号技術検討会を開催した。また、暗号を安全
視、安全性及び信頼性の確保のための調査、研究、 に利活用するための取組などについて検討した。さらに、NICT
基準の作成等を行うため、暗号技術検討会を開催
及び IPA を通じ、暗号技術評価委員会及び暗号技術活用委員
する。また、社会ニーズを見据え、暗号を安全に利
会を開催した。(再掲)
活用するための取組などについて検討する。さら
に、NICT 及び IPA を通じ、暗号技術の安全性に係 <2024 年度年次計画>
る監視及び評価、暗号技術の安全な利用方法に関 ・引き続き、暗号技術検討会を開催するとともに、NICT 及び IPA
する調査、暗号の普及促進、暗号政策の中長期的視
を通じ、暗号技術評価委員会及び暗号技術活用委員会を開催
点からの取組等の検討を実施するため、暗号技術
し、電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し、暗号技術の適
評価委員会及び暗号技術活用委員会を開催する。
切な実装法・運用法を調査・検討する。(再掲)
(再掲)

(チ) 総務省

総務省において、引き続き、量子コンピュータ時代 <成果・進捗状況>
において国家・重要機関間の機密情報を安全にや
・地上系の量子暗号通信の更なる長距離化を可能とするための
りとりするために、距離に依らない堅牢な量子暗
長距離リンク技術及び中継技術に関する研究開発として「グ
号通信網の実現に向けた長距離化技術の研究開
ローバル量子暗号通信網構築のための研究開発」を引き続き
発、及び衛星系と地上系を統合した量子暗号通信
実施した。また、社会実装を見据えた検証も実施した。
網実現のための研究開発を推進する。引き続き、
NICT が整備するテストベッドを活用して、産学官 ・数百 km〜数千 km といった大陸間スケールでの量子暗号通信
網を構築できる機能を検証する衛星系と地上系を統合した量
連携により、「量子セキュリティ」分野に関する研
「グローバル量子
究開発、技術検証等を総合的に推進するとともに、 子暗号通信網実現のための研究開発として、
暗号通信網構築のための衛星量子暗号通信の研究開発」を引
広域テストベッド拡充に取り組む。
き続き実施した。
・量子情報通信とサイバーセキュリティ技術を融合させた「量子
セキュリティ」分野を切り拓くべく、量子セキュリティ拠点を
中心として、関連する研究開発、技術検証等を総合的に推進し
ている。
<2024 年度年次計画>
・引き続き、量子暗号通信網実現のための研究開発を推進する。
・引き続き、NICT が整備するテストベッドを活用して、研究開
発、技術検証等を推進する。

(ツ) 総務省

総務省において、引き続き、盗聴や改ざんが極めて <成果・進捗状況>
困難な量子暗号通信を、超小型衛星に活用するた
・超小型衛星に搭載可能な量子暗号通信技術の研究開発として、
めの技術の確立に向けた研究開発を推進する。
宇宙実証用装置の開発を実施した。
<2024 年度年次計画>
・量子暗号通信の長距離化、ネットワーク化を可能とし、距離に
依らない堅牢な量子暗号通信網の構築に資する衛星量子暗号
通信技術の開発を推進する。

別添2 - 93 -