資料1 サイバーセキュリティ2024(2023年度年次報告・2023年度年次計画)(案)について (79 ページ)
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公開元URL | https://www.nisc.go.jp/council/cs/index.html#cs41 |
出典情報 | サイバーセキュリティ戦略本部(第41回 7/10)《内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター》 |
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第1
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横断的施策
研究開発の推進
研究開発の国際競争力の強化と産学官エコシステムの構築
【昨年度の取組実績】
文部科学省では、理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP センター)において、信
頼できる AI 等、革新的な人工知能基盤技術の構築や、サイバーセキュリティに関する研究
開発を進めた。具体的には敵対的攻撃に対処するための学習アルゴリズム開発、社会実装
に向けた実用的秘匿計算システムの研究開発等を実施した。
【評価】
昨今、サイバー攻撃被害のリスクが高まっていることを踏まえ、安全保障の観点を含め、
イノベーションの源泉となる研究開発と産学官エコシステムの構築との双方の視点を併せ
持って取組を進める必要がある。
【今年度の取組】
文部科学省では引き続き、AIP センターにおいて、信頼できる AI 等、革新的な人工知能
基盤技術の構築や、サイバーセキュリティを含む社会的課題の解決に向けた基盤技術開発
等を進める。また、JST の戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)において、サイバ
ーセキュリティを含めた研究課題に対する支援を引き続き一体的に実施する。具体的には、
敵対的攻撃に対処するための学習アルゴリズム開発、AI 駆動型サイバーフィジカルシステ
ムのセキュリティ対策を実現する基盤ソフトウェア構築等に取り組む。戦略的創造研究推
進事業(情報通信科学・イノベーション基盤創出)においては、Society 5.0 以降の未来社
会における大きな社会変革を実現可能とする革新的な ICT 技術の創出と、革新的な構想力
を有した高度研究人材の育成に取り組み、我が国の情報通信科学の強化を実現する。
2
実践的な研究開発の推進
【昨年度の取組実績】
内閣官房において、試行的検証を含め、技術検証体制の構築に向けた技術面での検討調
査を実施した。
総務省において、「5G セキュリティガイドライン」の見直しの検討に当たって、5G 及び
ローカル 5G についてユースケースに着目して技術動向や脅威・リスク分析等の調査を行っ
た。さらに、電気通信の国際標準化を行う ITU-T SG17 において当該ガイドラインの標準化
に向けて作業を進めた。また、NICT を通じ、模擬環境・模擬情報を用いたサイバー攻撃誘
引基盤(STARDUST)の高度化を進め、大規模サイバー攻撃観測網(NICTER)等も活用してサ
イバー攻撃の観測・分析を行った。さらに、NICT の知見を生かし、CYNEX の枠組みの下、
共通基盤の本格運用を開始し、産学官ですることで、サイバーセキュリティ情報の収集・
解析・分析・提供・発信を行い、これを活用してサイバーセキュリティ製品検証及び高度
なセキュリティ人材育成のための環境を提供した。
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