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資料1 サイバーセキュリティ2024(2023年度年次報告・2023年度年次計画)(案)について (192 ページ)

公開元URL https://www.nisc.go.jp/council/cs/index.html#cs41
出典情報 サイバーセキュリティ戦略本部(第41回 7/10)《内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター》
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別添2 2023 年度のサイバーセキュリティ関連施策の実施状況及び 2024 年度年次計画
4 横断的施策

(テ) 文部科学省

(ト) 経済産業省

文部科学省において、引き続き、「量子技術イノベ
ーション戦略」、「量子未来社会ビジョン」をふま
え、2018 年度から実施している「光・量子飛躍フ
ラッグシッププログラム(Q-LEAP)」により、①量
子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュ
ータ)、②量子計測・センシング、③次世代レーザ
ーの3領域における研究開発を着実に推進し、経
済・社会的な重要課題を解決につなげることを目
指す。特に、量子情報処理領域においては引き続
き、16 量子ビットチップ回路の誤り訂正アルゴリ
ズムの実装を進めるとともに、作製した 64 量子ビ
ットチップの集積回路パッケージ開発及び回路特
性評価を進める。

<成果・進捗状況>
・量子情報処理領域において、超伝導量子ビット回路の構造最適
化、集積化及び量子ビットの制御技術向上等の実装技術開発、
超伝導量子計算プラットフォーム開発等を実施するととも
に、実用化に向けた誤り訂正アルゴリズムの実装を進めたこ
とにより、我が国初となる国産超伝導量子コンピュータ(64 量
子ビット)をクラウド公開した。クラウドサービスの実施を通
じて、産業界への橋渡しの見通しを立てる。
<2024 年度年次計画>
・引き続き、
「量子未来産業創出戦略」等の3つの政府戦略と「量
子産業の創出・発展に向けた推進方策」に基づき、Q-LEAP に
より、3領域における研究開発を着実に推進し、経済・社会的
な重要課題を解決につなげることを目指す。特に、量子情報処
理領域においては引き続き、量子コンピュータ次世代機の量
子ビットの制御技術を向上させ、2025 年の 100 量子ビット級
超伝導量子コンピュータのクラウド公開するための研究開発
を推進する。また、2023 年3月に公開した国産量子コンピュ
ータを活用したユースケース創出に向けた取組を進める。

経済産業省において、引き続き、専門機関と連携 <成果・進捗状況>
し、サイバーセキュリティ分野の国際標準化活動 ・ISO/IEC JTC 1/SC 27 等が主催する年2回の国際会合や定期的
である ISO/IEC JTC 1/SC 27 等が主催する国際会
な作業部会等への貢献(IPA から2名の副コンビーナを派遣な
合等を通じて、我が国の研究開発成果や IT 環境・
ど)を通じて、我が国の研究開発成果や IT 環境・基準・ガイ
基準・ガイドライン等を踏まえた国際標準の策定・ ドライン等を踏まえた国際標準の策定・勧告に向けた取組を
勧告に向けた取組を推進する。(再掲)
推進した。(再掲)
<2024 年度年次計画>
・引き続き、ISO/IEC JTC 1/SC 27 等が主催する国際会合等を通
じて、国際標準の策定・勧告に向けた取組を推進する。
(再掲)


(ナ) 総務省

<2024 年度年次計画>
・大規模量子コンピュータの実用化による従来型公開鍵暗号等
の危殆化が懸念されていることから、総務省では、高速化・大
容量化が求められる無線通信での実用にも耐える耐量子計算
機暗号(PQC)等に関する研究開発を実施している。2024 年度
は、これまでに引き続き、PQC への機能付加技術や、共通鍵暗
号の性能向上技術に関する研究開発を実施する。

(ニ) 内閣官房

内閣官房において、関係府省の取組状況、経済安全
保障重要技術育成プログラムといった研究開発動
向のフォローアップ、マッピング等による点検、必
要な再整理を行うこと等を通じ、関係府省におけ
る研究及び産学官連携振興施策の活用を促進す
る。(再掲)

<成果・進捗状況>
・計画に基づき、関係府省における研究及び産学官連携振興施策
の活用を促進した。(再掲)
<2024 年度年次計画>
・引き続き、関係府省における研究及び産学官連携振興施策の活
用を促進する。(再掲)

(3) 中長期的な技術トレンドを視野に入れた対応
サイバーセキュリティ戦略(2021 年9月 28 日閣議決定。2021 年〜2024 年の諸施策の目標と実施方針)より
・AI 技術の進展を見据えた対応
・量子技術の進展を見据えた対応
項番 担当府省庁
(ア) 内閣官房

2023 年度

年次計画

2023 年度

取組の成果、進捗状況及び 2024 年度

年次計画

内閣官房において、引き続き、AI 技術や量子技術 <成果・進捗状況>
など、中長期的な技術トレンドを視野に入れた対 ・AI 戦略及び量子技術イノベーション戦略に対するフォローア
応について、検討を進める。また、AI 戦略及び量
ップや新たな戦略に向けた見直し、さらに海外における各政
子技術イノベーション戦略、量子未来社会ビジョ
策の動向のフォロー及び諸外国との連携の強化を実施した。
ン、量子未来産業創出戦略における方向性を踏ま
<2024 年度年次計画>
えて適切に対応していく。
・引き続き、中長期的な技術トレンドを視野に入れた対応につい
て、検討を進める。また、AI 戦略及び量子技術イノベーショ
ン戦略等における方向性を踏まえて適切に対応していく。

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