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資料2 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 (101 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19809.html
出典情報 「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表します(7/16)《厚生労働省》
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(イ) StanfordB型解離
B型解離(上行大動脈に解離がないもの)の急性期の治療は積極的な降
圧療法である。内科治療の予後は比較的良好であり、合併症のないB型解
離の場合、30 日死亡率は 10%である88。分枝臓器灌流障害等の合併症のあ
る(complicated)例では、TEVAR が第一選択である。
急性期から亜急性期では、合併症を認めない(uncomplicated)群であっ
ても偽腔が大きい例、拡大が進行する例等では、TEVAR が推奨される。慢性
期には、降圧療法を継続し、CT 等の画像診断を用いて偽腔の血栓化程度、
偽腔径等を評価し、適応があれば TEVAR あるいは外科治療を選択する。

88

小川聡ら. 内科学書改定第8版 vol3 循環器疾患

91

腎・尿路疾患. 中山書店. 2013; 325