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資料2 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19809.html
出典情報 「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表します(7/16)《厚生労働省》
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② 前記①の業務が特に過重であると認められない場合、発症前おおむね1
週間以内の業務が特に過重であるか否かを判断する
との取扱いを維持することが適切である。
また、発症前1週間より前の業務については、原則として長期間の負荷
として評価されることとなるが、発症前1か月間より相当短い期間のみに
過重な業務が集中し、それより前の業務の過重性が低いために、長期間の
過重業務とは認められないような場合には、発症前1週間を含めた当該期
間に就労した業務の過重性を評価し、それが特に過重な業務と認められる
ときは、短期間の過重業務として認める取扱いについても維持することが
適切であり、あわせて、本取扱いを認定基準上明確にすることが妥当であ
る。
表4-1 異常な出来事に相当する負荷の調査期間
調査期間

疾病

発症直前(当該業務中の突
然死)
発症直前(当該業務中の突
然死)
発症直前(当該業務中及び
通報帰還時の突然死)
発症直前(当該業務中及び
通報帰還時の突然死)
発症直前(当該業務中及び
通報帰還時の突然死)

心臓性突然死
心臓性突然死
心臓性突然死
心臓性突然死
冠動脈性心疾患

発症直前

急性心臓事象

3時間の訓練前後(動脈壁
硬化に関する指標を比較)

動脈壁硬化

調査項目
精神的緊張
精神的緊張
身体的負荷
精神的緊張
身体的負荷
精神的緊張
精神的緊張
身体的負荷
高温
身体的負荷
身体的負荷

調査方法

有意性

動的コホート研究

あり

症例分布研究

あり

後ろ向きコホート研究

あり

総説

あり

症例対照研究

あり

記述疫学研究

あり

観察研究

あり

著者
Farioli A ら
(2015)
Varvarigou V ら
(2014)
Farioli A ら.
(2014)
Kales SN & Smith
DL(2014)
Kales SN ら
(2007)
Wójcik-Stasiak M
ら (2011)
Fahs CA ら(2011)

表4-2 短期間の過重業務に相当する負荷の調査期間
調査期間
ベースライン時の1日
発症前7日間
発症前7日間

疾病
心血管疾患
急性心筋梗塞又は重度
の冠動脈性心疾患の発

脳血管疾患、心筋梗
塞、大動脈解離の発症

調査項目

調査方法

有意性

著者

睡眠時間

前向きコホート研究

あり

Eguchi K ら
(2008)

睡眠時間

症例対照研究

あり

Cheng Y ら
(2014)

労働時間

症例クロスオーバー研究

あり

ベースライン時の週当た
り労働日数

頸動脈内膜中膜厚

労働時間

前向きコホート研究

なし

発症前週

心血管疾患の発症

労働時間

症例対象研究

あり

10 日間と回復期4日間

脳・心血管疾患

介入研究

あり

ベースライン時の1日

心血管疾患

前向きコホート研究

あり

精神的緊張
睡眠時間

32

Shin KS ら
(2017)
Krause N ら
(2009)
Jeong I ら
(2018)
久保智英 ら
(2008)
Eguchi K ら
(2008)