資料2 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 (159 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19809.html |
出典情報 | 「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表します(7/16)《厚生労働省》 |
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調査期間
(発症前)
負荷要因
6
【症例1、2】
過労
精神的ストレス
時間、従事作業等
調査方法
症状
著者名
【症例1】
34歳男性、喫煙歴あり
2005年7月、徹夜明けでトラックを運転中、強い前胸部痛を自覚。車
を止め30分ほどで症状は軽快したが、翌朝も同様の症状があり、同日
午後に医療機関を受診。来院時心電図ではI誘導で異常Q波、V2-3で
T波増高、V4-6でST上昇を認めた。緊急冠動脈造影では、対角枝#9
入口部に偏心性の99%狭窄を認め、#6にも50%狭窄を認めた。CCU
入室となり、入院1週間後に狭窄は改善しており、心筋梗塞の原因は
血栓性閉塞と判断された。
-
【症例1、2】
従事作業等不明。
症例報告
…再掲の文献。
149
【症例2】
28歳男性。
4歳時に川崎病の疑いとされたが確診されず、以後はフォローアップ
されなかった。
2004年、実家に帰省中で飲酒機会が多く、睡眠不足が続いていた。
同年9月16日23時頃、前胸部痛を自覚し救急搬送。胸痛は激烈で塩
酸モルヒネを使用。来院時心電図ではV1-3で異常Q波とT波増高、心
エコーでは前壁中隔に壁運動消失を認めた。緊急冠動脈造影検査で
は、左前下行枝#6が完全に閉塞しており、右冠動脈は#2に冠動脈
瘤を認めた。
小岩弘明ら
タイトル
書誌情報
KKR札幌医療セ
当院で経験した若年者急性心筋
ンター医学雑誌.
梗塞症例の検討
2006; 3: 40-43