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資料2 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19809.html
出典情報 「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表します(7/16)《厚生労働省》
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3 脳・心臓疾患に係る労災補償の状況
現行認定基準が定められた平成 13 年度以降の脳・心臓疾患の労災保険給付請
求件数、支給決定件数は図2-16 のとおりであり、過去 10 年の平均では請求が
年約 830 件、支給決定が年約 260 件となっている。
(件)
1000
819

800

742

690

816

869

938 931

898

889
767

802

842

784 763 795

825 840

877

936
784

600
355
317 314 294 330

400
200

392 377

143

0 (平成)
13 14

15

16

17

18

19

20

338
306 277
293 285 310
251 260 253 238
216 194

21

請求件数

22

23

24

25

26

27

支給決定件数

28

29

(令和)

30

元 2
(年度)

図2-16 脳・心臓疾患の労災請求・支給決定件数
(厚生労働省)

過去 10 年間(平成 23 年度から令和2年度までの期間)に業務上として認定
された事案について、①業種、②職種、③年齢、④時間外労働時間数、⑤疾患
別の内訳をみると、①業種別では、「運輸業、郵便業」が最も多く、次いで「卸
売業、小売業」、「製造業」と続き、これらの業種で約 60%を占め、②職種別で
は、「輸送・機械運転従事者」が最も多く、次いで「専門的・技術的職業従事
者」、「サービス職業従事者」と続き、これらの職種で約 56%を占めている。③
年齢別では、40 歳代から 50 歳代が約 70%を占め、④時間外労働時間数では、
80 時間以上から 100 時間未満が最も多く、次いで 100 時間から 120 時間と続き、
これらで約 60%を占め、⑤疾患別では、脳血管疾患が約 61%、虚血性心疾患等
が約 39%と脳血管疾患が約半数以上を占めている。
なお、近年、60 歳以上の請求件数が増加傾向にあり、40 歳代の請求よりも多
い傾向にある。
行政事件訴訟件数の推移をみると、図2-17 のとおりであり、直近では新規
提訴件数が年間 10 件前後、判決件数も 10 件余り、原処分取消(請求認容)判
決が年間2件前後となっており、請求棄却判決は過去5年間の平均で約 89%と
なっている。

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