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資料2 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 (140 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19809.html
出典情報 「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表します(7/16)《厚生労働省》
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3 勤務間インターバルが短い勤務と健康障害等に関する文献(疫学調査)(23文献)
負荷の
調査期間
(発症前)

時間

観察期間

健康障害等

メンタルヘルス(1健康、2
2015年11月~
2015年11月~ やや負担を感じる、3ひ
2016年7月の出
2016年7月まで どく負担を感じる、4医師
勤データ(測定
に相談中である)、ただし
期間は2か月)
4は分析に含めず

調査対象

調査方法

結果

分析項目

著者名

タイトル

書誌情報

短い勤務間インターバ
ル(連続した日における
仕事の終了時間から仕
事の開始時間までの11
時間未満)の頻度

13

勤務間インターバル11
時間未満(クイックリター 2013年5月~
ン0回、平均1~3回/ 2014年2月
月)

2013年1年間
(当該年の勤務
データ、病欠記 病気に起因する仕事の
録と調査期間に 欠勤
収集した質問票
を分析)

性格特性(朝型、倦怠感、
ノルウェーの公立
柔軟性)、性別、年齢、配
の大学病院に看護
前向き登録研究 偶者の有無、同居する子
師及び看護助手の
どもの有無、当該月の労
1,538名
働時間

1か月間に経験したクイックリターンの回数は、翌月の病
欠日数(発生率比:IRR=1.064,p=0.003)と病月期間
(IRR=1.061,p=0.001)のリスクをともに有意に増加させ
ていた。クイックリターンが1単位増加するごとに、病欠日 回数
数の予想対数は0.062(IRR=1.064)、3単位増加するごと (11時間)
に0.186(IRR=1.205)となった。クイックリターンのない者と
比較して翌月に病欠休暇を取るリスクは20.5%増加が示唆
された。

病欠日数についてあり

14

勤務間インターバル11
時間未満(クイックリター
ン 0シフト/年、1-12シ
フト、13-50シフト、>50
シフト)

デンマーク:
2007年~2015

フィンランド:
2008年~2015


年齢が18~67歳、
病欠が30日未満の
デンマーク人看護 前向きコホート
職員31,729名とフィ 研究
ンランド人看護職
員6,970名

年齢、性別、前回の短期
病欠、週労働時間

クイックリターンは、デンマークのデータでは長期病欠のリ
スク低下(13-50回/年でIRR=0.88 、95%CI: 0.78-0.99)、
フィンランドのデータではリスク増(13-50回/年でIRR=
回数
1.62 、95%CI: 1.04-2.53、50回超/年でIRR=1.65 、95%
(11時間)
CI: 1.04-2.60)と関連があったが、デンマークのデータで、
フィンランドと同様に妊婦を除外すると、長期病欠リスクが
高くなることがわかった。

Working time
characteristics and long病欠リスクについてあり
Larsen
term sickness absence
Int J Nurs Stud.
(13回以上/年。フィンラン
AD, et al among Danish and Finnish 2020; 103639
ドのデータ)
nurses: A register-based
study

-

1週間の労働時間が40時間以上(OR1.29,95%CI: 1.201.39)、48時間以上(OR1.24,95%CI: 1.01-1.54)、および
クイックリターン(OR1.02,95%CI: 1.01-1.02)があると、病
気休業発生の可能性は高くなった。
4週間のクイックリターン数が少ない場合、病気休業発生
回数
の可能性は低くなったが(0~1回(OR0.46、95%CI: 0.42(11時間)
0.51)、2~3回(OR0.67、95%CI: 0.63-0.72))、クイックリ
ターンが5回以上あった場合、病気休業発生の可能性は
高くなった(OR1.88、95%CI: 1.76-1.99)。
このような関係は、シフト勤務者と日勤勤務者で同様で
あった(※上記ORはいずれもシフト勤務者のもの)。

Exposure to working-hour
characteristics and short
短期病気休業についてあ
Int J Nurs Stud.
Ropponen sickness absence in
り(4週間でみた場合、5回
2019; 91: 14A, et al
hospital workers: A case以上のクイックリターン)
21
crossover study using
objective data

15

11時間未満のシフト勤
務間インターバル(ク
イックリターン:4週間で0
~1回、4週間で2~3
回、4週間で4回(対照
群)、4週間で5回以上)

16

勤務間インターバル11
調査前年のク
時間未満(クイックリター
イックリターンの 2014年
ン:前年の回数 0回、1
回数
~20回、20回を超える)

17

勤務間インターバル11
時間未満

18

過去1年間のクイックリ
ターン(勤務シフト間の
インターバルが11時間
未満)の回数

19

クイックリターン(夕勤の
翌日の朝勤)の頻度(経
験なし、月1~3回、月4
~6回、月6回以上)

病気休業発生
前の4週間(さら 2008年1月1日
にその前4週間 ~2015年12月
を対照期間とし 31日
た)

2008年~2015


調査前1年間

長期病欠

短期病気休業

調査前1か月間の疼痛
の訴え(頭痛、頸部・肩・ ノルウェーの看護
上背部、上肢、下背部、 師1,585人
下肢、腹部)

2008年~2015


外傷リスク

2016年

自己申告による業務上
の事故(自身、患者・他
者、設備)、ヒヤリハット
(自身、患者・他者、設
備)、居眠り(勤務中、運
転中)との関連

教育期間及び
臨床研修の最
初の3年間

フィンランドのシフト
勤務契約社員
ケース・クロス
12,156人、契約社 オーバー研究
員6,225人

睡眠の質、疲労

横断研究

デンマーク2地域
(都市部、農村部) 後向きコホート
の病院職員69,200 研究


ノルウェーの看護
師1,784人(平均年
齢=40.1歳、SD= 横断研究
8.4、女性91%)

ホワイトカラー労働者とブルーカラー労働者の両方で、短
い勤務間インターバルはメンタルヘルスと関連しなかった
年齢、労働日数、時給、出
回数
(係数は正であるが有意ではない。固定効果モデルによる
張回数
(11時間)
線形確率の推定:ホワイトカラー:係数0.0039〔0.0051〕、ブ
ルーカラー:係数0.0063〔0.0121〕、〔 〕は標準誤差)。

有意性

12

ベースライン
(2008年度)1年
間のクイックリ
ターンの回数

同一企業(日本の
製造業)のホワイト
前向きコホート
カラー労働者1334
研究
人、ブルーカラー労
働者786人

調整因子

Mental health effects of
メンタルヘルスについてな Sato K, et long work hours, night

al
and weekend work, and
short rest periods

Soc Sci Med.
2020; 246:
112774

Short rest between shift
Occup Environ
Vedaa Ø, intervals increases the
Med. 2017; 74:
et al
risk of sick leave: a
496-501
prospective registry study

前年のクイックリターン回数と疼痛の訴えの関連性は弱い
年齢、性別、配偶者の有
ことが示された。前年のクイックリターン回数が20回を超 回数
無、同居する子供の有無、
えていた場合、疼痛部位数と関連する傾向があった
(11時間)
フルタイム率
(OR1.18、95%CI: 0.98-1.43)。

Pain complaints are
associated with quick
returns and insomnia
クイックリターン回数と疼 Matre D,
among Norwegian nurses,
痛の訴えの関連性は弱い et al
but do not differ between
shift workers and day
only workers

Int Arch Occup
Environ Health.
2020; 93: 291299

勤務間インターバル11時間未満は、標準的なインターバ
ル(15-17時間)に比べ、外傷リスクが高かった(IRR1.39、
年、季節、年齢、性別、職 95%CI: 1.23-1.58)。勤務間インターバル11時間未満後の 有無

日数を評価すると、外傷リスクは特に最初の2日間で高
(11時間)
かった(1日目:IRR1.39、95%CI: 1.23-1.58、2日目:
IRR1.39、95%CI: 1.21-1.58)。

外傷リスクについてあり

Short time between shifts
and risk of injury among
Nielsen
Danish hospital workers: a
HB, et al
register-based cohort
study

Scand J Work
Environ Health.
2019; 45: 166173

クイックリターンの年間回数は、業務関連事故、ヒヤリハッ
ト、居眠りに関する8項目中運転中の居眠りを除く7項目と
性別、年齢、配偶者の有
正の関連があった(完全調整モデル)。例えば、看護師自
無、世帯内に同居する子
回数
身への事故(IRR=1.009、95%CI: 1.005-1.013)、患者・他
供、FTE(フルタイム換算)
(11時間)
者への事故(IRR=1.006、95%CI: 1.002-1.010)、設備へ
の割合、シフト経験(夜勤)
の事故(IRR=1.009、95%CI: 1.005-1.012)と関連してい
た。

Short rest between shifts
業務関連事故、ヒヤリハッ
Vedaa Ø, (quick returns) and night
ト、勤務中の居眠りについ
et al
work is associated with
てあり
work-related accidents

Int Arch Occup
Environ Health.
2019; 92: 829835

1か月に4回以上のクイッ
Quick returns and night
クリターンで睡眠の質の
work as predictors of
低下あり
Dahlgren sleep quality, fatigue,
1か月に6回以上のクイッ A, et al
work-family balance and
クリターンで極度の疲労あ
satisfaction with work

hours

Chronobiol Int.
2016; 33 : 759767

ベースライン時の健康状
スウェーデンの看
態、睡眠の質、性別、夜勤
護師1,459名(学生 コホート縦断研 経験、卒業3年後の年齢、
時に登録し、就職 究
子供との同居の有無、雇
後3年間追跡)
用形態、朝型か夜型か、
夜勤の頻度

クイックリターンが頻繁になると(1か月4回以上)、睡眠の
質が有意に低下し、睡眠時間が短くなること(5時間未満
の睡眠)が有意に増え、より多くのリラクゼーションの問題 回数
を有意に伴った。1か月6回以上のクイックリターンで極度
の疲労は有意に増大した。

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