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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (37 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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(ii)マイナンバーカードの不所持、健康保険証利用登録なし
救急隊長が実施可と判断した 5,863 件のうち、マイナンバーカードを所
持しており、かつ、健康保険証利用登録済みであった事案は 295 件であっ
た。現状では、まだまだ低い水準となっているものの、今後、マイナンバ
ーカードの更なる普及が進めば、より多くの人が本事業の対象となること
が予想される。
(iii)傷病者からの同意なし
実証実験の対象となった 295 件のうち、約9割近くの傷病者から救急
隊による傷病者データの閲覧に対しての同意を得ることができた。
一方で、傷病者本人から同意を得られなかった事案について、その理
由を救急隊員にヒアリングしたところ以下のような回答があった。
【本人同意を得られなかった主な理由】
・情報の閲覧よりも早く医療機関へ搬送して欲しい。
・救急隊員には知られたくない情報がある。
・オンライン上での情報閲覧に対し、セキュリティ上の不安がある。
(iv)データ閲覧不可
傷病者本人の同意まで得られた 258 件のうち、4件はデータ閲覧ができ
なかった。その主な理由としては、システムエラーが起きたことや通信が
不安定な状態であったなどという機器や操作環境に起因するものであっ
た。

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