令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf |
出典情報 | 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》 |
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効果等が期待できる事案を検証した。
まず、傷病者のデータ閲覧に至った事案を年代別に比較したところ、高齢者層
の割合が高いという結果であった。これは、近年の救急搬送割合と類似しており、
本実証実験でも同様の傾向にあったことがうかがえる。
さらに、データ閲覧に至った傷病者の家族類型について調査したところ、65 歳
以上の独居世帯及び 65 歳以上の夫婦のみの世帯、いわゆる高齢者のみの世帯が
全体の約4割を占めるという結果となった。
今回の実証実験においても、独居高齢者をはじめ高齢者の搬送が高い割合を占
めていたが、今後の高齢化の進展から高齢者割合が更に増加することを見据える
と、口頭による情報収集が困難な傷病者に対しても、迅速・的確に救急業務を行
うことが求められることから、傷病者の情報を早期に収集することが可能となる
本事業の有用性は高いと考えられる(図表1-53、図表1-54)
。
図表1-53
年代別データ閲覧者数
図表1-54
傷病者の家族類型
50