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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (50 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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① 目的
本実証実験では、本人同意の得られた事案に限り、オンライン資格確認等シ
ステムによる情報閲覧を行ったが、救急現場では傷病者の状態によって、本人
同意の取得が困難な場合もあることから、今後の社会実装を見据えて、同意の
取得が困難である場合に、同意を不要とした場合を仮定して、活動時間の短縮
効果についてシミュレーション訓練による検証を行うこととした。
具体的には、実証実験実施消防本部の協力のもと、過去に救急現場で情報収
集等に苦慮し、現場滞在時間が延伸した事案を参考に、救急活動シミュレーシ
ョン訓練を行い、マイナンバーカードを活用した場合としなかった場合につい
て、マイナンバーカードの活用の有無が現場滞在時間等の救急活動に与える効
果を比較・検証した。

② 実施概要
ア 日時
令和4年 12 月某日

イ 場所
前橋市消防局

ウ 方法
過去に救急出場した事案の中で、傷病者(若しくはその家族等)から情報
が収集できず、対応に苦慮し、顕著に活動時間が延伸した事案を抽出し、事
務局で想定案を作成した上で、現場の状況を再現したシミュレーション訓練
を実施した。
なお、シミュレーション訓練の実施部隊には訓練の内容等は一切知らせず、
あくまで現場での対応を想定して訓練を実施した(図表1-47)


図表1-47 シミュレーション訓練の様子

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